名大生ボイス

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サークル活動

2024.03.26

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ポーカー学生選手権2024 Spring

はじめに

みなさん、こんにちは。文学部2年の矢部です。最近やっと暖かくなってきたと思えば、花粉がひどいですね。かくいう自分も超がつくほどのアレルギー体質で苦しんでおります(笑)
先日、東京の大井町にあるきゅりあんにて、ポーカー学生の最強を決める学生選手権が3/5、6の2日間にわたって開催されました。名大ポーカーサークルNUtsの一員として僕も参戦してきたので、今回は当日の様子や雰囲気をお伝えしようと思います。

 

学生選手権とは?

学生選手権は、「学生ポーカー界を盛り上げたい」という信念のもと全国各地の有志が集まって開催しているポーカーの全国大会で、近年は春と夏の年の2回行われています。(次回は夏、大阪で開催予定)今回の大会のメインイベントには116人が参加しました。参加資格は学生であることのみで、中学生から大学院生まで幅広い人たちと交流できるのが魅力です。またメインイベントだけでなく様々なサイドイベントやリングゲーム(後述します)が充実していて、もしメインイベントに敗退してしまっても飽きずに楽しめます。

 

2日間のイベントスケジュール

今大会では
3/5
#1 NLH Main Event Day1
#2 NLH Heads Up Day2
#3 NLH FLEX
3/6
#1 NLH Main Event Day2
#4 NLH Second Chance
#5 FL 2-7 Triple Draw&Badugi
#6 NLH Shoulder-1
の6トーナメントが実施されました。ポーカーを知らない人には訳のわからない文字列だと思うので順を追って軽く説明します。

まず#1~4の4つのトーナメントは、テキサスホールデムという今全世界で大流行中の種目のトーナメントになります。日本でポーカーといえば、おそらく5枚の手札から好きな枚数チェンジして強い役を作った人が勝ち、というルールだと思いますが、それはどちらかというと#5の種目に似ていて、テキサスホールデムは2枚の手札(自分だけが見ることのできる)と5枚のコミュニティーカード(全員が使える)を組み合わせて強い5枚の役を作った人が勝つ、というゲームです。これだけだと結局ただの運ゲーになってしまうので、プレイヤーは初めに手札の2枚だけをみてチップを賭けます。チップが揃ったら3枚のコミュニティーカードが開き、それを見てまた賭けます。揃ったらまた1枚、揃ったら最後の1枚が開いて、最後にチップが揃ったらお互いの手札を見せて勝った人がそれまでに賭けられていたチップを総取りする、というルールです。(もちろん、途中で賭ける価値がないと思った場合は降りることができます。その場合はその時点で賭けられているチップが相手のものになります。)強い役ができると期待して大きく額を吊り上げたり、すでに強い役ができていれば相手からチップを引き出したり、はたまた何もない手でブラフ(はったり)をかけて相手を勝負から降ろしたりと、お互いの手札の読み合いや心理戦がこの競技の魅力です。上記のトーナメントのNLHは、NL(ノーリミット、額の吊り上げの上限がない)のH(ホールデム)を表しています。また#2のHeads Upとは1対1の戦いのことで、事前に予選を勝ち抜いた4人によって行われました。他のトーナメントでは1つのテーブルにおおよそ8人が座って戦います。

#5の2-7 Triple Draw&Badugiとはドローポーカーという分類の中の2つのゲームで、2-7は手札5枚、Badugiは手札4枚で、コミュニティーカードはありません。そして3回手札を任意の枚数チェンジして、2-7はより弱い役、Badugiはマークも数字も異なる4枚を集めるゲームです。文面で説明するのは限界があるので、興味があったら詳しく調べてみてください。また、NUtsではどちらのゲームも頻繁に採用されているので、ぜひ遊びにきてください。
ポーカー界ではテキサスホールデムが花形であり、それ以外のゲームは合わせてMIXゲームと呼ばれることがあります。#5は学生選手権では初となるMIXゲームのトーナメントでした。

そして#6のNLH Shoulder-1は、最後の打ち上げイベントであり、完全な運ゲーです(笑)
ホールデムでは引きが強い人のことを肩が強いと言います。この#6では3ラウンドのフリップ(手札を2枚配ったらチップを賭けることなく全員オープンしコミュニティーカードを全て開いて勝者を決める)を行い、優勝者にはプロテインが贈られます。1番盛り上がるイベントです。
またトーナメントに敗退してもリングゲーム(順位を決めずにチップを増やすことが目的のゲーム、会話や戦略の分析をしながら楽しむ場)が設けられており、ホールデムやMIXゲームを楽しむことができました。

 

当日の様子 Day1

10:00開場だったので、9:30ごろに大井町駅に着いて朝食を摂りました。僕は当日の朝に新幹線で向かいましたが、運営を担当していたり、東京観光を兼ねていたりしたメンバーは前日入りしていました。開場と同時に受付をし(ちなみに参加費は2日間で5000円)、10:30からの#1にエントリーしました。11:00にはNUtsメンバーが全員揃い、12:30にお昼休憩になったのでみんなでご飯を食べに行きました。

 

↓お昼休憩終了直前に現所属メンバーで撮った集合写真

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また、11:00からの#2にはNUtsから2人のメンバーが出場しましたが、惜しくも優勝を逃しました。そして14:00から#3がスタートし、僕も15:00ごろに#1を敗退したので参加しました。そして#3も1時間ほどで敗退してしまい、残りの時間はリングゲームをして過ごしました。21:00に閉場となり、NUtsからは4人が#1のDay2に進出しました。

 

当日の様子 Day2

2日目は少し開始時刻が遅れ、10:45に#4が始まりました。#1ですでに敗退しているメンバーはこちらに出場し、生き残っているメンバーは11:00からの#1 Day2 に参加しました。昼休憩を挟み、僕含めすでに敗退していたメンバーは#5にエントリーしました。 NUtsは普段からMIXゲームをよくプレーしているということもあり、FT(ファイナルテーブル、人数が減って最後の1テーブルになること)に進出した6人のうちの3人がNUtsメンバーでした。そして1人、また1人と敗退していき、上位3人をNUtsで独占することができました。

 

#5 2-7 Triple Draw&Badugi
優勝のRamuneさん
(NUts代表、今年度卒業)

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#1はNUts最後の1人が14位で終了、#4も1人がFTに進出するも9位でフィニッシュし、#6を残して5つのイベントが終了しました。
そして閉会式ののち、最後の締めくくりである#6が始まりました。全3ラウンドでNUtsからは5人が第1ラウンドを通過し、2人が第2ラウンドを通過。残り4人のFTのうち2人進出することができました。最後は代表であるRamuneさんと次期代表であるユニコーンさんの一騎打ちとなり、勝率不利をひっくり返してユニコーンさんが優勝。プロテインが贈呈されました。

 

今回の大会を終えて感じたこと

まず何より、運営のみなさんに感謝しています。前日からの準備、当日の運営、片付けに至るまで、参加者が居心地よく最後まで楽しめたのは運営のみなさんのおかげです。本当にありがとうございました。また、今年度卒業される3名のメンバーとの最後の思い出にもなりました。今後もポーカーを続けていくそうなので、また一緒に遊ぶ機会はあるとは思いますが、毎週顔を合わせて雑談しながらまったりポーカーというのができなくなると思うと、寂しいです。
一方で同期とさらに仲を深めたり、新メンバーや他の大学の人と親しくなったりする場でもありました。これからも人との出会いを大切にして、ポーカーを楽しんでいきたいです。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。正直、野球やサッカーとは違ってルールを知らない人も多いため、今回の記事でどれくらいポーカーの魅力が伝わったかわかりませんが、もし興味を持ってくれたら、ぜひルールなどを調べて遊んでみてほしいと思います。そしてよければNUtsに遊びにきてください。
僕はポーカーを始めたことで、年齢も職業も国籍もバラバラなたくさんの人に出会うことができました。トーナメント中はみな真剣ですが、休憩中やリングゲームをしている間はコミュニケーションをとることが多く、そういう意味では言語のようなものだと僕は解釈しています。もちろんハマりすぎは害ですが、ぜひ多くの人にポーカーを楽しんでもらいたいです。

Profile

所属:文学部2年生

出身地:神奈川県

出身校:攻玉社高等学校