名大生ボイス

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サークル活動

2024.04.03

  • サークル活動

部活・サークルの選び方

みなさん、こんにちは。名古屋大学工学部3年生の小林です。新入生のみなさんご入学おめでとうございます。みなさんはどの部活やサークルに入るか、いま大いに悩んでいると思います。というのも、サークル選びは4年間の大学生活に大きな影響を及ぼすビッグイベントだからです。では、どのようにして自分に合ったサークルを見つけられるのでしょうか?この記事では、サークルの種類、選び方、利点、そして気をつけることに焦点を当てて、サークル選びのコツを紹介したいと思います。

 

部活とサークルの違い

部活動とサークルは見かけは似ていますが、その運営形態に違いがあります。名古屋大学の定義では、名大公認の団体である文化サークル連盟に認められているサークルを公認サークルと呼び、同じく名大公認の体育会に加盟している部活を公認の部活としています。これらの一覧は名大の公式ホームページで確認できます。このように運営母体に差があるものの、日常ではあまりその違いを感じることはないと思います。私もあまり違いを感じませんが、イメージとしては部活の方が活動が活発であり、サークルの方が活動頻度が低かったり、参加が任意だったりする印象があります。つまり部活動の方が忙しいが沢山活動でき、サークルの方がゆるゆると自分のペースで活動できるという感じです。ただ、これは全体の印象なだけで、ゆったりとした部活動や活動が頻繁なサークルもあるので、気になっている部活やサークルはしっかりと自分で確認してくださいね。

 

部活やサークルの種類

20240403_k.jpgさて大学では様々な部活動やサークルが存在し、学生たちの多種多様な興味や才能に応えています。高校までとは比べ物にならないほどたくさんの種類があるといっても過言ではないでしょう。文化系では、音楽、美術、演劇などのクリエイティブな活動が、学術系では研究や学問に関する活動が行われています。体育系では競技に熱中する学生も多いです。大学でも大会がちゃんと存在し、それを目指すアクティブな部活もあれば、学生間の交流を目的としたゆるいスポーツサークルも存在します。高校までは大会を目指すガチガチの体育会系部活しかなかったかもしれませんが、エンジョイ勢も楽しめるのは嬉しいですよね。私もたまにしか顔を出さないスポーツ系のサークルに所属していますが、こういうペースでゆるく活動できるのも大学でのサークルの魅力だと思います。
さらに、アニメやボードゲーム好きが集まる趣味系や、社会貢献活動を行うボランティア系のサークルもあります。本当に多種多様に存在しているので、ぜひともたくさんの部活・サークルを体験し雰囲気を味わって、自分に合うものを探してほしいです!

 

部活・サークルに入る利点

言わずもがなですが部活やサークルに参加する利点は山ほどあります。高校まで帰宅部だった人やあまり参加するつもりがない人も、どんな利点があるのかを知って興味を持ってもらえると嬉しいです。

 

友達が増える

まず初めはこれです。間違いなく部活やサークルに入る利点だと思います。共通の話題があるだけで、他の場面よりも話しやすいですし、仲良くなりやすく、結果的に友達作りの場として最適です。大学では名目上はクラスという分類わけをされますが、クラス単位で遊んだり、授業を受けたりみたいなことはほとんどないです。なので高校までのようにクラスで仲の良い子を作ろうとしていると足を掬われる可能性があります。クラスで交流みたいなことはほぼないですし、あっても一番初めの数ヶ月だけしかない可能性が大です。
サークルや部活は自分がやめない限り解散する可能性はほぼ0に近いです。大学生活で居場所となれる場所が部活やサークルだという話もよく聞きます。かくいう私もサークル経由で知り合った友達と、この先も仲良くしていきたいと思っています。みなさんもサークルに入ってぜひ友達を作ることをおすすめします!

 

先輩や後輩などの縦の繋がり

年齢や学年を超えた縦の繋がりも生まれます。先輩からは過去問の提供やアドバイスを受けることができます。後輩との交流は部活やサークルを通してしかないので、これも貴重な経験になること間違いなしです。
先輩は大学の先輩であるのと同時に人生の先輩でもあるので、年長者に意見を聞くと自分では絶対に辿り着けなかった答えを教えてもらえて、それで悩みが解決する…なんてことも結構あります。勉強についても恋愛についても研究室やゼミについても、どんなことでも相談できる人がいるのは強みになりますよ!ぜひちょっとでも縦の繋がりを増やしましょう!!

 

サークルや部活の運営の実績

特に上級生になってからの話になりますが、運営やイベントの企画・運営など、組織運営の経験を積むことができます。こういった経験は自身の成長にもつながりますし、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)にもなって就活にも役に立ちます!具体的な実績をあげることが一番示しやすい経験だと思うので、こういう活動が就活にまで役に立つのはとてもお得だと思います。

 

やりたいことをやれる

サークルや部活は自身の趣味や特技を伸ばす絶好の機会です。大学を卒業するとこういった集まりや団体を探すのは少し難しいかもしれません。これが最後のチャンスだと思って興味があることに飛び込んでしまいましょう!今まで経験がなかったことでも興味があればぜひやってみましょう。私は音楽経験が全くなかったのですが、大学で初めてバンドに参加させてもらうという体験をしました。とても楽しくいい経験でした。あまり気負いすぎずに当たって砕けろ精神で、どんどん参加して行った方がいいです。特に下級生の内は時間があります。この間にやりたいことを沢山やってみましょう!
とはいえ、なるべく雰囲気がよく、楽しいサークルに参加したいですよね?ここから先は部活・サークル選びで気をつけるポイントを紹介していきます。

 

----サークル選びで気をつけるポイント

雰囲気を知るために体験にいく

新入生歓迎会や体験会に参加して、実際の活動を見学したりメンバーと交流したりして、自分に合ったサークルかどうかを判断してみましょう。今からの時期はちょうど新入生歓迎会(新歓)が非常に活発なはずです。あまり加入する気がないところでもバンバン参加しましょう。参加だけで特典がもらえたり、新歓で知り合った人とこの先ずっと仲良くいられたりと、色々楽しいことがあります。時間が合えばなるべく沢山行くといいです!

 

先輩や他のメンバーに話を聞く

現在のメンバーや先輩に体験や意見を聞くことで、活動内容をより詳しく把握することができます。ただ、自身の所属先を悪く言う人はそこまでいないので、それは踏まえておきましょう。活動頻度や曜日などは正確に教えてもらえるので、その辺りを確認しておきましょう。ゆるく活動するつもりだったのに毎日練習があるとか聞いていない!辛い!みたいに後から悲しい思いをしないように、自分にあ合っているのかどうか、知りたいことはどんどん先輩に質問しましょう。

 

学業やバイトとの両立を考える

大学生活は学業が最優先です。部活やサークルが学業やアルバイトに支障をきたさないか、時間管理ができるかどうかも大切なポイントです。そちらに熱心になりすぎて落単してしまったら元も子もありません。各自の時間感覚で、自分が辛くないペースで活動できる場所を探しましょう。無理に活動を続ける必要もありません。後から辛くなったら相談して脱退することもできます。自分にとって優先するべきことは何なのか。しっかり自分の中の優先事項を決めて、そのうえで部活やサークルに勤しみましょう。

 

活動に必要な費用が賄えるか考える

入会費や活動費が必要な場合があります。また、衣装代や楽器代、道具代がかかるものもあり、年に5万円以上かかる団体もあるそうです。経済的な面も考慮して、自分の予算内で活動できるかどうかは絶対にチェックするべきです。最初にどれくらいのお金が必要なのか、自分がそれを稼げるのか、お金を出すだけの価値があるのかしっかり考えてから参加しましょう。私はかなりお金を使ったのに、言うほど活動できなかった経験があるので頭の痛い話ですが…自分のモチベーションともしっかりと相談してから決断するのをオススメします。

 

まとめ

今回は部活・サークルの選び方について紹介しました。この記事を読んで部活やサークルに参加する気持ちが増し、自分に合った選び方で見つけてもらえたら幸いです。再三になりますが私はぜひどこかに加入することを強くお勧めするので、体験だけでもご参加ください!今後のみなさんの大学生活がより良いものになることを願っています。拙い文章ではございますが、最後までお読みいただきありがとうございました。

Profile

所属:工学部化学生命工学科3年生

出身地:愛知県

出身校:愛知県立岡崎高等学校