2025.06.12
文系のゼミナールってどんな感じ?
こんにちは!経済学部3年の福井です。お久しぶりの投稿になりました。
最近は、蒸し暑い日が続いていますが、皆さん元気ですか?気温差が激しい日もあり大変ですが、しっかり休んで体調を整えていきましょう。
さて、今回は文系の人が所属するゼミナールの活動内容について紹介していきます。
ゼミナールって何?
ゼミという言葉は、高校生の方でも聞いたことがあるかもしれません。正式には、ゼミナールと言い、文系の学生が所属するものです。
少人数で担当の教員から指導を受けながら、演習を行います。多くの人は3年生からゼミに所属することが多いですが、名大法学部においては2年生から始まるそうです。
ちなみに、理系の学生は研究室に所属します。
ゼミでは何するの?
ここからは、私が所属する経済学部ではゼミがどのように行われているかについて、解説していきます。
名大経済学部のゼミの多くは、一つのゼミに8〜10人のメンバーが所属し、同じ先生から指導を受けていきます。(ゼミには所属必須です。)
そして、週1回、授業時間のどこかで活動します。ここからは、どのような流れでゼミが進んでいくのかについてご紹介します。
<2年11月>ゼミ紹介イベント、ゼミ情報公開
この時期に、来年度開講されるゼミの情報が公開されます。また、毎年キタン会(経済学部の同窓会)が開催してくれる、ゼミ紹介イベントもあります。
一部のゼミでは、ゼミ見学や個別の説明会が行われており、参加することで、雰囲気やどのようなことを行っているかを知ることができました。
<2年11月末~12月>ゼミ決定
自分が所属したいと思うゼミナールについて、志望動機やゼミの指導教員に求められた設問について答えた、ゼミ申込書を提出します。
そのゼミ申込書や2年前期までのGPA、面接などを加味して、どこのゼミに所属するかが決定されます。
ゼミによっては、書類選考やGPAのみで評価して、面接は行われないところもありました。
<2年冬>ゼミ結成会
キタン会が開催してくれるゼミ結成会があり、そこで初めてこれから2年間一緒にやっていくゼミのメンバーと顔合わせをします。
私が所属するゼミは、指導教員の先生がゼミ結成会を主催してくださり、メンバーとゆっくり話す機会もありました。
<3年>いよいよゼミスタート!
春学期には、ゼミの分野の基礎から学んでいきます。教科書の輪読が中心で、その内容について発表やディスカッションをするといったアウトプットが多いのが、ゼミの特徴です。
秋学期になってくると、アウトプットの機会も増え、合同ゼミといって大学内の他のゼミや他大学のゼミと合同発表会を行うところもあります。
<4年>卒業論文の準備・作成
ここまで学んできたことを活かして、自分が研究したいテーマについて卒業論文を作成していきます。
卒業論文は、指導教員の先生に進捗具合を確認してもらい、相談しながら進めていきます。
経済学部では、テーマが割と自由なことが多いです。しかし、指導教員がある程度、指導できるテーマでなければなりません。できるだけゼミ選びの段階で自分の興味のある分野について考えておくのが望ましいですね。
ゼミに入るメリット
私が実際ゼミに入って思うのは、ゼミナールはアウトプットの機会が多いため、通常の受動的な授業より大変だなということです。ただその一方で、良い面もあると思います。
一つ目は、新たなコミュニティを作ることができるという点です。少人数で学んでいくので、今まで話したことがない同級生と仲良くなれるチャンスです。合同ゼミなどでも、いろんな人と交流して、視野を広げていく機会が得られると思います。二つ目は、大学で学んだことの集大成が卒業論文という形になるという点です。大学を卒業しても「何を学んできたの?」と聞かれることは多いと思います。その時に、自分の力で研究したテーマがあると説明もしやすいですよね。
終わりに
今回は、文系のゼミナールについて紹介しました。これから大学選びをする高校生の皆さんは、自分の学びたいことがはっきりしていればその分野に詳しい教授や助教授の先生が志望大学にいるかどうか見てみるのもおすすめです。
これからゼミに入る大学生の皆さんは、少しでも自分の志望するゼミに所属できるように、勉強を頑張っておきましょう!
Profile
所属:経済学部経営学科3年
出身地:愛知県
出身校:愛知県立豊橋東高等学校