名大生ボイス

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受験勉強法

2019.05.28

  • 受験勉強法

教科ごとの勉強方法

皆さん初めまして!名古屋大学工学部機械・航空宇宙工学科1年の塚本育美です。記事を書くのは今回が初めてなのでとても緊張しています(笑)。ぜひ最後まで読んでいただければ嬉しいです。今回は私が受験期に行っていた勉強方法を教科ごとにお伝えしていこうと思います。私は夏まで部活を続けていて、学校の授業が一通り終わったのも秋で、かなりギリギリのスケジュールでしたがなんとか間に合いました。部活も終わり、ちょうど受験勉強が本格化し出した皆さんには、これから勉強の計画を立てていく上で是非参考にしていただきたいです。

 

①    数学

春休み~夏休み始めにかけて入試問題を厳選したタイプの問題集を高校の先生に添削してもらいました。方針の立て方が身につくので最初にやるといいです。次に学校配布の問題集(入試問題が分野ごとにまとめられているもの)をやりました。夏休みは学校配布の問題集を進めていて、9~11月はほとんど学校配布の問題集に費やすことになりました。他の問題集も進めていましたが、中途半端になってしまったので学校配布の問題集に専念すればよかったと思います。多少面倒ですが、問題をコピーしてノートに貼り付けて解く方法をおすすめします。放課後補修も同様にノートを作ります。方針や考え方を青ペンでたくさん書き込んで模試の度に見返していました。あとはそれと平行して某チャート式シリーズ(青)を解法の辞書代わりに使っていました。抜け落ちているところだけ問題を解いて知識を補充していました。

12月からはセンター試験の過去問や予想問題を主に解いていましたが、割と時間や労力を持て余すような感じだったので、二次試験の入試問題をもう少し解いていてもよかったと思いました。

 

②    物理

「某物理問題集シリーズ(風)」→「某物理問題集シリーズ(森)」の順に解いていました。「某物理問題集シリーズ(風)」は春休み~夏休みのあたりに解いていましたが、電磁気がまだ終わっておらず、つまずくことが多かったです。電磁気がわからなかったので同じ問題集シリーズで基本問題が中心に載っていて、基礎から解説するような参考書を10月頃に使い始めましたが、驚くほどわかりやすかったです。いきなり入試問題に取り組むよりそれをやって基礎をおさえた方がいいと思います。まずは基本問題中心の問題集を一通りやるのがいいと思います。

「風」や「森」は問題番号にマークがふってあり、重要度、難易度がわかるようになっています。重要度が高いもの、難易度が低いものを優先して解いていきました。その方が途中でモチベーションが切れることが少なく、一通り問題集を解き切りやすくなると思いました。

 

③   化学

「某○○の化学シリーズ」は初めて習う人にもわかりやすい印象でした。私は理論化学が苦手だったのですが、この本は考え方が図で表してあり、イメージがしやすくわかりやすかったです。暗記のまとめもついていて、定期テストや模試によく使えて便利でした。また「某重要問題集」はA問題だけでも早く一周しておくべきだと思いました。重要問題集を一通りやり込んだあたりから化学の点数が伸びました。

「化学の○研究」は内容的には難しいですが、持っておいて損はないと思います。大体の項目が詳しく説明されているので、辞書代わりに使いました。

無機化学の暗記用のスマホアプリがありますが、隙間時間に使えて、細かい範囲まで網羅しているのでおすすめです。無機はほぼこれを使って覚えました。他にも探せば有機化学のバージョンなどもあります。

 

④    英語

私の学校では某ダンゴムシの表紙の単語帳が配られていたのでそれを使っていました。まず春休みに、英単語は単語帳の1、2、3章を復習していました。スマホの単語アプリを後から知りましたが、部活の行き帰りのバスなどで気軽に使えるし、単語帳が荷物にならないため、春休みにやっておけばよかったと思います。

定期テストの度に英語の得意な友達に文構造の取り方を教えてもらい、テスト範囲の英文をすべて文構造をとって訳しました。このおかげで長文が少しずつ読めるようになりました。英語の先生は文構造重視だったり、ボキャブラリー重視だったりと先生ごとに重視しているポイントが大きく違うので、特に英語は色んな先生に聞くといいと思います。

文法は文法問題が一通り載ったものをひたすらやっていました。夏休みまでに一周できると後が楽です。

長文については、私は英語が特に苦手だったのですが、難しい問題集に挑戦するよりも自分が読みやすいと思った問題集を使うようにしていました。

センターの過去問は夏休みと冬休みに解いていました。時間配分に特に気を配りました。センター英語は二次の長文とは違った感じがあるので、時間配分や解く順番を色々試していました。

 

⑤    国語

古文単語はまずアプリで覚えました。

国語はセンターしか使わなかったのでひたすら過去問をやっていました。学校で過去問と問題集が配られましたが、これで充分な量でした。最初の方は全く読めなくてなかなか思うように解けないかもしれません。しかし解けなくても時間は計った方がいいです。形から入っていく方が慣れやすかったです。解き方の解説をよんでわからなかったら先生に聞いていました。何問も解くより、一問をじっくり解説まで読み込んで導き方を理解するスタンスの方が、次に違う文章で問題を解いたときにも解法を応用しやすくなるのでいいと思います。

 

 ⑥    地理

地理は参考書を時々開いて知識の補充に使っていました。参考書には色んな出版社から出ているものがありますが、内容に大差はないので読みやすいもので良いと思います。ある程度参考書の知識が身についた後は地図帳や資料集を参考書に使って、参考書に載ってないような細かい部分の知識を補充していました。

地理の参考書とセットで、センター試験の問題が分野ごとに整理されていて、穴埋め式の確認ページもついているようなワークをやっていました。ワークを解きながら曖昧なところは参考書を確認するようにしていました。

また地理にも正誤問題や四択問題のアプリがあります。これを使って隙間時間に知識の定着を行っていました。

地理は高校2年生の頃、授業中によく寝ていたのであまり点数はよくありませんでした(汗)。しかし上記のことを実践した結果30点以上伸びました。ただ、あまりにも抜け落ちている部分が多く、最後まで苦労しました。一番は寝ないことです。寝るなら寝た分を自分で取り返す覚悟をして寝るべきです。

 

最後に、これから受験勉強を始める皆さんはまず情報集めから始めることをおすすめします!私は途中で参考書や問題集を買い足していましたが、早めにやっておけばなぁと思うものがいくつかありました。受験は情報戦です。より多くの情報を集めて他の受験生と差をつけましょう。私の体験が少しでも役に立てれば光栄です。閲覧ありがとうございました。

 

Profile

所属:工学部機械・航空宇宙工学科1年生

出身地:岐阜県

出身校:岐阜県立斐太高等学校