名大生ボイス

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受験勉強法

2020.04.08

  • 受験勉強法

私が名大を目指したきっかけ

みなさん、こんにちは。工学部機械・航空宇宙工学科、新3年生の松高亜樹です。今回の記事では、私が名古屋大学工学部、機械・航空宇宙工学科に入ったきっかけをお伝えします。かなり個人的なテーマなのでみなさんのニーズに合っていないかもしれませんが、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

1.はじめに〜 私の第一志望は名大じゃなかった!?〜

受験生になるまでの自分は、定期テストや模試など、目の前のことしか考えておらず、自分の将来について考え出したのは実は高校3年生の頃からでした。そこで自分は、母に薦められたという理由だけで、特に何も考えずに薬剤師になろうと思いました。薬剤師になるには、どうやら薬学部で6年間勉強し、国家試験に合格しなければいけません。しかし、家庭の関係上、家から通える国公立の大学にしか進学が許されていなかったため、三重県にある自宅から通える薬学部のある大学を目指しました。その大学の一般試験は中期日程のみだったので、センター試験を使う推薦入試を使って受験しようと思いました。とりあえず、センター試験の対策の勉強を重点的にしました。センター試験が終わってから、その薬学部の大学の推薦入試の出願をしたのですが、それと同時期に一般試験の前期、中期、後期入試の出願についても考える必要がありました。センター試験の点数に自信があったので、推薦入試で薬学部に合格できると思っていた私は、何となく家から通える国公立大学で、聞いたことがある名古屋大学に出願することをあっさりと決めてしまいました。(軽くパンフレットをみたくらいで決めました。)しかし、その推薦入試の合格発表の掲示板に自分の受験番号はありませんでした。そこから初めて、本格的に名古屋大学の受験勉強を始めました。もちろん、推薦入試で不合格だった大学には、中期試験で合格すればいいのではとも思いましたが、推薦入試で合格できない大学の中期日程の試験にかけるより、名古屋大学の工学部の機械・航空宇宙工学科に入学してから、自分のやりたいことを見つけていこうと思っていました。

 

コラム 〜私立大学の受験について〜

結論から言うと、自分は私立大学の入学試験を受験しませんでした。この理由は2つあります。まず1つ目は、お金の問題です。親に受験料を払わせたくなかったのです。また、入学試験に合格しても、自分が勉強したい薬学について勉強するとなると、どうしても学費がかさんでしまうので、薬学部には行けなかったからです。2つ目は、センター試験の後から二次試験までの間に、国公立大学入学試験の対策の時間を充分に取りたかったので、私立大学入学試験の対策の時間を割きたくはなかったのです。

その当時を振り返って、二次試験を受ける際に、僕はどの大学に入学する権利もなかったので、かなりのプレッシャーを感じてしまいました。私立大学が第一志望でない方にとって、私立大学の入学試験を受けるメリットもデメリットもあります。これに関しては、受験生だけで決められることではないので、親御さんとしっかり相談して決めるようにしましょう。

 

2. 入ってから思ったこと

名古屋大学に入学してからもやはり、薬学部への未練がありました。一種の学歴コンプレックスのようなものさえ感じていました。なぜなら、薬学への興味が捨てきれず、工学にはあまり興味を持てずにいたのです。しかし、名古屋大学の授業は思っていたものよりも何倍も面白く、特に一年生の春学期の機械・航空宇宙の専門の授業では、最新の工学系の研究についてわかりやすく学ぶことができ、この授業のおかげで、自分の学部、学科の研究分野に興味を抱くようになりました。

 

また、それに加えて、自分が所属する学生団体で一人の先輩と出会い、その先輩の考え方に触れるうちに、その先輩は自分にはない思考回路を持ち合わせていると分かったので、自分もこの人のようになりたいと感じるようになりました。このように、授業以外での、人との出会いからも名古屋大学に入学して良かったと思うようになりました。

 

3. 高校生のあなたに伝えたいこと

自分のように大学をなんとなく選ぶのはおすすめできません。(自分は名古屋大学に入学できてよかったのですが......。)大学選びに関する本が発売されているので、それを読んでみたり、大学のパンフレットを読んでみたりすると、それぞれの大学の情報がよく分かると思います。また、何よりおすすめしたいのが、オープンキャンパスに参加することです。オープンキャンパスでは、大学でどのようなことを学ぶのかだけでなく、大学生から直接お話を聞くことができる大学(名古屋大学もそうです。)もあるので、学生目線の情報を得ることができます。ぜひ参加してみてください。

 

コラム 〜名大のオープンキャンパスとは?〜

名古屋大学のオープンキャンパスは、例年8月に行われています。学部別の説明会は予約制のものがあり、それらの企画は、すぐに申し込み人数が定員を超え、締め切られることが多いので、こまめに名古屋大学の公式ホームページをチェックしておくことをおすすめします。

参考ウェブサイト「名古屋大学>入学案内>オープンキャンパス/説明会>オープンキャンパス」<http://www.nagoya-u.ac.jp/index.html>

 

4. まとめ

自分のように、名古屋大学になんとなく入学した新入生の方も、なんとなく名古屋大学を志望している受験生の方もきっと多いと思います。そのような方でも、名古屋大学で勉強していると、勉強の面からだけでなく、課外活動の面でも名古屋大学に入って良かったと思うような機会がそこら中にあります。僕の場合は、課外活動で勉強したことを、学業に生かすことができました。名古屋大学を目指すきっかけにこだわるよりも、名古屋大学に入ってから何をするかを考えて、自分のやりたいことに集中していくことが大切です。この大学では、みなさんにとって素晴らしい経験が得られることを約束します。最後までご覧いただきありがとうございました。

Profile

所属:工学部機械・航空宇宙工学科3年生

出身地:三重県

出身校:三重県立四日市南高等学校