名大生ボイス

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受験勉強法

2021.03.25

  • 受験勉強法

名大生の勉強法 ②

朝型VS夜型、どっちが正解?

朝型か夜型か、どちらが優れているのか、という話がよく上がると思います。私も自分にどちらが向いているのかわからず、色々試しました。

結論、私は普通の時間に起きてちょっと休憩を挟みながら、無理のない時間に寝る、無難な生活リズムが一番いいように感じます。朝型、夜型それぞれのメリット・デメリットとともに自分の経験を書いていきます。

 

夜型を試す

高校生の頃から、私は夜までだらだらと起きていることが多く、いつも深夜ギリギリになってやっとで追い込まれて一気にタスクを片付けていました。そんな生活パターンの人は案外多いのではないのでしょうか。追い込まれた焦りで覚醒状態になることで、一時的には集中力が上がるように感じますが、これをやった次の日の朝はとてつもなくしんどいです。私は元々睡眠を多めにとる方だったので余計に生活リズムが狂い、予定をすっぽかしてしまったり、具合が悪くなることが多くなってきてしまいました。学生の中には徹夜したり、短い睡眠でも何とかなる人もいるので自分も何とかなると思っていましたが、自分にあった生活リズムを守らないといけないなと実感しました。

 

朝型を試す

夜型がダメだとわかった私は、次は朝早く起きることに挑戦しました。朝日の出と共に起きるのはとても気持ちがよく、一日いい気分で過ごすことができました。いつも睡眠で潰してた朝の時間を有効に使うことができ、勉強や仕事、家事などをいつもの倍こなせて、毎日毎日すごく達成感がありました。朝型に味をしめた私はだんだん起きる時間を早めていきました。しかし、朝早すぎて睡眠が足りなくなると、昼眠くなって結局昼寝することが増えました。そして夜寝れなくなるという悪循環がおき、結果として朝起きるのが辛くなってしまいます。朝型はとても有効ですが、適度な起床時間の見極めが必要だなと感じました。

 

結論

朝型夜型どちらも試した結果、どちらにしても、「十分な睡眠時間を確保する」ことが一番大切で、そのパターンは人によって違うんだと実感させられました。難関大学に受かる人のほとんどが7時間以上睡眠を確保しているという話もあるくらい、睡眠の質は勉強の質に直結するので、一番気持ちよく眠れる生活パターンを追求してみるといいんじゃないかなぁと思います。

 

環境を作る

勉強に集中する上で、「やらなきゃいけない状況を作る」というのはとても大事だと思ます。皆さんもよく、塾に行ったらこれをする、部屋には勉強のものしか置かない、など自分で勉強のルールをいろいろ決めていると思います。私も、受験期は放課後も休みもこの時間は学校で勉強すると決めて取り組んでいました。ルールを作る上で気をつけたのが、習慣化して考えなくても取り組めるようにする、無意識に勉強に向かえる環境を作るということです。学校が終わったら自習室にいく習慣を作る、家に帰ったらまず教科書を開く、という習慣を作ることで、考えたり何をしようか迷う時間がなくなって、勉強にすぐに取り組めるようになります。また、どうしようか迷う時間がなくなることで、勉強の他のことに意識がいくことを防ぎます。私も、勉強をしようと思ったけど気がついたらyoutubeを見ていたなんてことがよくありましたが、どう勉強しようか迷う時間をなくすことで、まっすぐ勉強に向かえるようになりました。皆さんも、自動的に作業に向かえることを意識しながら環境を作ってみてはどうでしょうか。

 

モチベーションの維持

一年間ひたすら勉強に打ち込むというのはモチベーションの維持がなかなか難しいものだと思います。やる気のある時に予定を詰め込んで、疲れてくるとスケジュールがどんどん後ろ倒しになって計画が潰れるなんてことはよくあると思います。

私自身、モチベーションの上がり下がりが激しく、計画を進めるのに苦労しました。毎日無理のない量を振っても、日によっては物足りないと感じる日や、何も手を付けたくない日もあります。ここで私が意識するようになったのは「モチベーションの維持」ではなく、「計画の完遂」をめざすようにすることです。毎日「同じ量をコツコツこなすこと」で、目標を完遂する場合、モチベーションの維持は必要になりますが、一定期間で目標を完遂するのが一番のゴールなら、毎日違う量でも一定量の勉強をやり切ることが大事だと考えるようになりました。意識を変えることで、期間ごとに目標をざっくりと決め、何をやるのか期間ごとに決めるようにすることで、やる気のある日にガッツリ進めて休みたい日は休むなど、モチベーションに沿って計画を進めることができ、モチベーションの波をいい方向に生かすことができました。予定をついつい入れてしまう人は、休む日、寝る日を作るのもいいやり方だと思います。朝起きれない、1日頑張れない時は、楽しみを朝と夜に用意するのもいいと思います。自分なりのやり方で「勉強計画を完遂できる」ようにぜひ工夫してみてください。

 

終わりに

ここまでで、いろんな切り口から勉強法について書いてみました。イメージしづらい部分もあるかと思いますが、少しでも参考になればいいなと思います。受験生の方、これから厳しい一年が始まるかと思いますが、この一年をうまく使って大きく成長できるように頑張ってください!応援しています!

Profile

所属:工学部機械・航空宇宙工学科2年生

出身地:岐阜県

出身校:岐阜県立斐太高等学校