名大生ボイス

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受験勉強法

2022.03.24

  • 受験勉強法

春から受験生の皆さんへ~生活面でのアドバイス~

こんにちは。名古屋大学経済学部新4年生の伊藤舞です。春から受験生になる皆さんへ、受験勉強に励む際に最も重要である生活面で、何かアドバイスできないかと思い、記事を書いてみようと思います。あくまで私の実践していたやり方ですので、参考程度に読んでいただけると嬉しいです。

 

睡眠

睡眠.jpg生活面でのアドバイスの中でも、今回は、特に睡眠についてお話ししたいと思います。皆さんは普段どのくらい寝ていますか。睡眠時間は人によって大きく異なりますよね。4時間取れば十分というショートスリーパーの人もいれば、毎日きっちり9時間取らないと無理、という人もいます。ちなみに私は、睡眠はしっかり取りたい派だったので、受験勉強と睡眠の両立はかなり意識しました。笑
適切な睡眠時間は、一般的には7時間と言われています。これは、記憶力定着のために必要最低限の時間だそうです。ただ、ナポレオンやエジソンなど、素晴らしい功績を残した偉人の数々にも、ショートスリーパーは存在しました。睡眠時間が短くても、できる人はできるのです。
そこで私が個人的にたどり着いた結論は、質の良い睡眠を取れば、多少時間が短くても大丈夫なのではないか、ということです。まず、ここでいう質の良い睡眠とは、熟睡していること、つまり、副交感神経が十分に働いてリラックスして眠っている状態ができている睡眠のことです。これができると、朝目覚めたときに「あ~よく寝た!」となると言われています。

 

体験談

私が実際に、質の良い睡眠を取るために実践していたことをご紹介します。私が実践していたものは主に3つあります。
①レム睡眠とノンレム睡眠を意識して起床時刻を固定する
②寝る前のルーティンを確立する
③睡眠アプリを利用する

 

1つ目に実践していたことについて、お話しします。ノンレム睡眠という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。実際にそれを睡眠に活用する方法をお伝えできればなと思います。
そもそもレム睡眠とノンレム睡眠の違いについてですが、
レム睡眠→身体は休んでいるが脳が起きている状態
ノンレム睡眠→身体も脳も共に休んでいる状態
になります。レム睡眠とノンレム睡眠が1時間20分~30分ごとに繰り返されるので、起きるタイミングをこの切り替わりに合わせて設定します。私は、この90分サイクルで睡眠時間を決めていました。
ここで、起きる時刻を固定することをおすすめします。起きる時刻を毎日固定している人はいますか? 朝部活がある日とない日、平日と休日で起きる時刻がバラバラな人が多いのではないかと思います。体内時計を乱してしまうと、眠気をコントロールするホルモンの分泌リズムが乱れて、熟睡できないそうです。決まった時刻に朝の光を浴びて体内時計をリセットすることが大切です。起きたら、自分の部屋のカーテンを開けるなどして、決まった時刻に日の光を浴びましょう。
具体的には、私は毎朝5時50分に起きると決め、そこから90分間隔できりの良い就寝時刻に寝ていました。7時間半睡眠を取りたかったので、受験期も10時20分には寝ていました。このように、90分のサイクルに合わせて睡眠をとること、起きる時刻を固定して日の光を浴びること、以上のことをぜひ実践してみてください。

 

2つ目に実践していたことについて、お話しします。ベッドに入ってからすぐに眠りにつけるよう、睡眠時のルーティンを確立していました。受験期は特に、日中脳が働きっぱなしで、交感神経が活発に働きます。このまま就寝してしまうと、寝ている間も脳が休まりません。一般的な就寝前のルーティンには、ベッドに入ったら腹式呼吸を意識して深呼吸する、本を30ページ読む、などがあります。私自身が実践していたものは、睡眠導入の音楽を聴くことです。このルーティンは何でも良いのですが、私個人としては、”睡眠導入”の音楽を聴くという響きだけで良い睡眠がとれそうだなあと感じていたからです。笑

 

3つ目に実践していたことについて、お話しします。睡眠アプリを利用して、自分の睡眠状況を可視化していました。枕元にスマホを置いておくことで、睡眠時の呼吸や寝返りの振動から、浅い睡眠と深い睡眠を感知して、グラフに表してくれるものです。就床時刻から入眠時刻までの時間である、入眠潜時から、就床時間と睡眠時間を計測したり、中途覚醒の回数を測ることで、睡眠効率や快眠スコアを数値に表してくれます。自分のその日の睡眠がどの程度効率的だったかを確かめることができるので、ベッドに入ってから意識的にスマホを触らないようになったり、目を閉じてきちんと睡眠に集中するようになりました。また、個人的にストレスがたまると歯ぎしりがひどくなる体質だったので、録音機能を使用して、歯ぎしりの度合いも調べていました。笑 大きな音が鳴ったときのみ録音が開始され、消えると録音も停止するので、充電が極端に減ることもなく自身の睡眠を観察できます。

 

まとめ

以上が、効率の良い睡眠を取るために私が実践していたことです。十分な睡眠がとれていないと、集中力が低下して起きているときの勉強に悪影響を及ぼします。睡眠時間を削って勉強することで、勉強の作業効率が下がるなんて本末転倒ですよね。効率の良い睡眠を取ることで日中の受験勉強の効率も上げられると一石二鳥です。ぜひ、参考までに実践してみてください。 

Profile

所属:経済学部経営学科3年生

出身地:愛知県

出身校:愛知県立半田高等学校