名大生ボイス

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受験勉強法

2022.03.28

  • 受験勉強法

春から受験生の皆さんへ~休憩の取り方~

こんにちは。名古屋大学経済学部新4年生の伊藤舞です。春から受験生になる皆さんへ、受験勉強の中で必要不可欠な休憩についての記事を書いてみようと思います。勉強方法について意識したことはあっても、休憩を工夫するという発想は、あまりなかったのではないでしょうか。休憩を工夫することで、受験勉強をかなり効率的にできるのでご紹介します。あくまで私の実践していたやり方ですので、参考程度に読んでいただけると嬉しいです。

 

はじめに

受験勉強やテスト勉強の間に休憩というものは必ず取ると思います。集中力が切れたタイミングで、脳や身体を休ませるための休憩ですが、皆さんはどのように行っていますか。もちろん、趣味や好きなことを行う精神的なリフレッシュのための休憩でもありますが、どうせ休むなら物理的に効果的に行いたいですよね。ここでは、私の実践していた、休憩後の勉強がはかどるような取り方をご紹介したいと思います。

 

休憩の取り方

私が実践していた休憩の取り方は主に3つあります。それは、
①1分仮眠
②散歩をする
③友達と喋る
以上の3つです。とてもシンプルですが、それぞれに私なりのこだわりというか、ポイントがあるので1つずつ説明させてください。

 

休憩.jpg1つ目について、少し前に紹介させていただいたのですが、1分仮眠です。名前の通り1分だけ仮眠をとることです。背筋を伸ばして椅子に深く腰掛け、そのまま目を閉じて1分間仮眠をします。目から入ってくる情報をシャットアウトすることで、脳がかなりリラックス・リフレッシュすることができます。このとき、机に突っ伏したりすると、気づいたら1時間...なんてことがあるので注意してください。笑

 

2つ目は、散歩をすることです。要するに身体を動かしてください、ということなのですが、場所によっては難しいこともありますよね。私自身、家で、自分の部屋で勉強しているときは、開脚したり背伸びしたりしていたのですが、学校や塾の自習室で勉強しているときは人目を気にして、少し恥ずかしくてできませんでした。そこで、私はよく散歩をしていました。同じ空間で同じ姿勢で座って机に向かっていると、どうしても視野が狭くなって思考が働かなくなったり、飽きて眠くなったりしてしまいます。今と違う空気を吸いに行く、という意味でも、この散歩はとても効果的です。ただ歩くだけではつまらないので、水を買いに行くのに近くの自動販売機ではなく、コンビニまで歩いたり、お昼ご飯を買うのに少し遠くのお店まで歩いたり、何か目的をもって同時に用事を済ませられるようにしていました。疲れない程度に身体を動かすことで、とてもリフレッシュできますし、少しでも動くことでその日の睡眠の質も向上するように感じます。

 

3つ目は、休憩の時に実践しよう!ということではないのですが、息抜きとして常に大切にしておいて欲しいこととして、友達との対話を挙げたいと思います。受験勉強はどうしても机に向かって1人で行うものという印象が強いですが、1人で黙々とやっていると、むしろ作業効率が下がってしまうことがあります。分からない問題に対して黒板を使って、お互いの理解を可視化しながら議論をしたり、受験に対する不安や不満を共有することで、みんなで頑張っているという仲間意識を持つことができます。私自身、小腹が空いた時用のお菓子を交換したり、昼食を一緒に食べるなど、友達との息抜きというのが受験の中でかなり大きな支えになりました。雑談で1時間...というのは別ですが、適度な対話は口を動かして喋ることを必要とするので、自分の理解が言語化されて整理できたり、身体を動かすことに繋がりリフレッシュできたりします。

 

まとめ

このように、受験勉強の中で必要不可欠である休憩について、工夫を重ねることで、短い時間でも効果的に身体や精神をリフレッシュさせることができます。集中力を長く続かせることに意識を向けがちですが、どれだけ集中できているかの深さを意識することで、休憩をこまめに取ることの重要性を再確認できると思います。これによって、かなり作業効率に差が出るので、自分にとって最適な休憩の取り方を試行錯誤してみてください。

 

おまけ

休憩の取り方という内容からは少し逸れますが、休憩のタイミングについて、私が実践していたものを少しお話しします。もちろん、集中力が切れたタイミングや、あらかじめ計画に組み込んであったタイミングで紹介した休憩を取るのも効果的です。加えて、お風呂で湯船に浸かる、お母さんの用意してくれた温かいご飯を食べる、ドライヤーで髪を乾かす、など、普段の生活に必要なタスクを、集中力が切れたタイミングで挟むことにより、休憩とタスクを同時に済ませられるという利点もあります。私は、一石二鳥という言葉が大好きで、何でもお得に済ませたがりだったので、このような形で休憩を取っていました。笑 

Profile

所属:経済学部経営学科3年生

出身地:愛知県

出身校:愛知県立半田高等学校