名大生ボイス

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受験勉強法

2022.12.08

  • 受験勉強法

受験生へ ~勉強以外にできる準備~

はじめに

みなさんこんにちは。今回初めて記事を書かせていただきます、名古屋大学文学部1年生の矢部です。今回の記事では、共通テストも近くなってきたということで、アドバイスをいくつかしたいと思いますが、勉強はもうすでにみなさん頑張っていると思いますので勉強面以外の準備についてお伝えします。

 

生活面でのアドバイス

20221208矢部.jpeg12月に入り、寒くなってきました。名古屋も1桁台の気温が続くなど、本格的に冬になってきましたね。受験生がこの時期に気をつけないといけないのが風邪です。コロナやインフルエンザなどの感染症、普通の風邪など、これらについては皆さんずっと対策してきていると思います。けれどもずっとしているからこそ、疎かになってきている部分があると思います。生活リズムや食事がしっかりしているか、運動はできているか、一度勉強から離れて確認してみるといいかもしれません。また、共通テストに向けて早起きの習慣化がまだという方は、そろそろ始めた方がいいと思います。文系の国公立受験者は初日も2日目も第1科目から始まるので特に注意が必要で、どちらも9:30開始です。大切なことは「9:30に間に合うこと」ではなく、「9:30から頭をフル回転させること」です。また当日は、冬ということもあるので、雪など天候による電車遅延のリスクを考えれば、遅くとも30分前に会場に着いておくことが理想です。僕は1時間前に到着する予定でいたので、朝食をしっかり取ってから行くためにも7:00には起きるようにしていました。どうしても追い込みたくなる時期ですので、夜更かしして朝起きられないという状態に陥りがちではありますが、本番を見据えて「朝に強い」体づくりを意識してください。
また、自分の体質をしっかり理解しておくことも重要です。例えば、3食しっかり食べることが一般的に良いとされていますが、食べたら眠くなってしまうのであれば、量を減らしたり献立を考えたり、場合によっては抜いた方がいい場合があるかもしれません。自分の場合はトイレが近かったので試験前日は水分を控え、初日は昼休憩の直後の国語で眠くならないように、昼ごはんを抜きました。情報で溢れかえるこの時代だからこそ、「自分を知る」ことはそれらを取捨選択するために欠かせない行為です。

 

共通テストに向けての準備

さて、先ほども言いましたが、共通テストまであと1ヶ月となりました。受験生の皆さんは日々、勉強に励んでいると思いますが、本番に向けた準備は勉強だけではありません。みなさんは、会場の下見は済んでいますか。もしまだであれば、一度行ってみることをお勧めします。もちろん、本番を想定して前日を過ごし、持ち物を持って本番の時間に合わせて行きましょう。試験会場まで電車でどれくらいか、最寄駅からどれくらいの距離にあるのかを調べるとともに、本番に向けて気を引き締めるいい機会になるはずです。息抜きを兼ねてぜひ行ってみてください。
ここからは当日の注意点について僕の経験を交えながらお話ししたいと思います。僕は神奈川県出身で東京の学校に通っていたので、会場は駒場にある某T大で、自宅から電車で1時間弱のところでした。下見をしていたのと、会場までは駅を出てすぐだったので迷うことはありませんでした。余裕を持っておきたかったので、友達と1科目目の1時間前の8:30に待ち合わせをし、会場入りしました。

真っ先に確認するべきなのは、トイレの位置です。共通テストは受ける人数が桁違いなので、トイレが非常に混みます。僕は先ほど言ったようにトイレが近いこともあって、個室が多いトイレと、人気の少ないトイレの位置を先に確認しておきました。また、共通テストは科目と科目の間の時間がとても長いことが特徴です。昼休憩として80分、それ以外の小休憩でも50分あります。この時間をどう活用するかも今のうちから決めておくと良いと思います。ちなみに僕は普通に友達と喋ったり答え合わせをしたりしていました。一般的にはよくないこととされていますが、僕らは普段の模試からそうしていましたし、緊張がほぐれたのでいい判断だったと思います。個人的な意見になりますが、試験前の少しの時間の詰め込みで点は変わりません。緊張をほぐして、普段通りの結果を出すことに集中するべきだと思います。また音楽を聴いたり散歩をしたりするのもいいと思います。もちろんギリギリまで勉強するのも悪いことではありません。自分に合った時間の使い方を探しましょう。大事なことは、「普段通りの自分でいること」です。本番だからといって何か特別なことをする必要はありません。ほとんどの受験生は緊張して80%くらいの力しか発揮できません。120%出す必要はないのです。緊張をほぐして100%の力を出せればそれだけで差がつきます。

 

精神的なアドバイス

受験生の皆さん、日々の勉強、本当にお疲れ様です。もしかしたら今これを読んでくれている人の中には、「受験生なのに勉強せずにこんな記事読んでいていいんだろうか」と思う人もいるかもしれません。でも、大丈夫です。ガス抜きだと思ってください。皆さんはこの数年間、コロナ等によって様々な制約を受けながら、それでも直向きに生き抜いてきました。そんな皆さんに怖いものなどあろうはずがありません。不安や恐れもあると思いますが、皆さんは絶対大丈夫です。大学受験という経験は今思えばとても貴重な体験でした。いろいろなことが最後までありますが、悔いのないよう、楽しんできてください。そして残りの1ヶ月、そしてその後の2次試験までの1ヶ月、自分を信じて突き進んでください。4月に皆さんに会えることを心待ちにしています。

 

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。
拙い文章だったとは思いますが、これから精進して参りたいと思っています。
今後は受験勉強のことだけでなく、僕が所属している文学部の紹介や大学生活のことについても記事にしていく予定なので、また息抜きに読みにきてくださいね。

Profile

所属:文学部1年生

出身地:神奈川県

出身校:攻玉社高等学校