名大生ボイス

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受験勉強法

2023.03.13

  • 受験勉強法

春から受験生の君へ、春休みスタートダッシュの秘訣

みなさん、こんにちは。名古屋大学工学部1年生の小林です。この記事では4月から受験生になる方に向けて、春休みからやっておくべきことについて解説します。春休みの使い方次第で受験生としてのスタートダッシュが上手く行くかどうかが決まり、間接的に受験生活全体に大きな影響を与えます。この記事を参考にして春休みをぜひ有意義なものにしてください。

 

なぜ春休みが重要なのか

20230313kobayahi.jpgまず、どうしてこの春休みの過ごし方が大事なのかを説明します。春休み中は、学校がお休みになるため、自分のペースで勉強を進めることができます。自主的に学習計画を立て、時間を有効に活用することができるようになるため、受験勉強の基礎を身につけることができます。そしてこの春休みが受験生になる前の最後の自由な長期休みなので、ここで自分のペースを確立することが非常に重要なのです。また、この春休み中はまだライバルが少ないというのも一つ大きな要因です。まだ春休みは勉強に本気を出さなくても良いから遊びまくろうといった考えの学生も少なくありません。そのため、この春休みでアクションを起こせば起こすだけ、そのような春休み中に遊んでいる学生にリードを取ることができるのです。以上により春休みは受験生にとって非常に重要な期間であると言うことができるでしょう。では、具体的に何をすると良いのか、については以下にまとめました。自分の体験からこれをしたことが後々役に立ったということと、絶対に春休みにしておくべきだったと後悔したことを書いたので是非とも参考にして欲しいです。

 

① 予備校や塾を決める

春休み中に予備校や塾に通うことで、受験勉強を効率的に進めることができます。予備校や塾は、学習計画の作成や模擬試験の実施など、受験対策に必要なサポートをしてくれます。この春休み中に塾を決めてしまうことで、今後1年間の受験生活のパートナーが決まります。塾決めが遅いと勉強方法がまとまらなかったり、いざという時に頼れる大人がいなくて困ったりします。できる限り早く決めて、その塾を信頼し良い関係を築くことがベストです。

 

② 受験情報を収集する

春休み中は、受験に関する情報収集ができます。夏休みには大学のオープンキャンパスや学校説明会などが開催されることは多くの方がご存知だとは思います。しかし、これらのイベントの中には完全予約制で予約できていないと参加ができないといったものもあります。私の体験談だとこれら受験関連のイベントの予約をすっかり忘れてしまい、参加したかったイベントに惜しくも参加できなかったことがあります。時間がある春休みに自分が参加したいイベント、行きたいオープンキャンパスなどの情報をまとめることが非常に後々役に立ちます。予約開始や予約締め切り、イベントの日程などをカレンダーに書いておいて、定期的に確認すると私のように残念な思いをしなくて済むはずです。

 

③ 体力づくりをする

長時間の勉強に耐えるためには、健康な体が必要です。春休み中は適度な運動を行い、食生活に気を配ることで、体力をつけましょう。運動部の方はあまり該当しませんが、文化部の方の中には、日頃運動習慣がない方もいると思います。かくいう私も高校時代は文化部だったので運動習慣がありませんでした。運動習慣がないと体力が必然的に無くなってきます。この体力の無さは実は受験勉強に悪影響を及ぼすのです。体力がないというのは純粋に運動するのに疲れてしまうだけでなく、勉強に対しても疲れやすくなります。また同じ睡眠時間をとっていても、体力がある人の方がない人よりも長時間勉強をすることが出来ますし、パフォーマンスも良いです。そのため、適度な運動をして体力を作ることは非常に大切なのです。付け加えれば、適度な運動は勉強効率の改善にも役に立ちます。勉強に疲れたら、運動をすることで体をリフレッシュすることができるので、失われた集中力を高めることができます。ウォーキングやストレッチ、ジョギングなど、好きな運動を選んで行いましょう。

 

④ 家族や友人と過ごす時間を取る

勉強だけに集中しすぎると、ストレスがたまり、かえって受験勉強に悪影響を与えることもあります。春休みを遊びで全期間過ごすのは絶対にダメですが、数日は遊びに行くのはむしろ推奨します。春休み以降は本格的に受験シーズンに突入するので友達と遊ぶ時間は非常に取りづらくなります。また家族と過ごす時間も減ってしまうでしょう。そのため。春休み中は少しは家族や友達との交流など、リフレッシュする時間を取るのもおすすめです。

 

⑤ 現時点の志望大学の過去問を解く

春休み中に過去問を解くことで、受験に必要なスキルや感覚を身につけることができます。過去問には、出題傾向や問題形式などが反映されているため、志望している大学の傾向や特徴を少し掴むことができます。この時期に過去問を十分に解くことはおそらくできないと思います。多くの学生は半分以上の問題がわからないでしょう。しかし、受験本番のほぼ1年前の段階で受験のゴールはどのくらい自分から離れているのか、自分が目指しているゴールはどのレベルなのかということを大雑把でも把握することが大事なのです。1年後にはこのレベルが当たり前に解ける必要があるという意識を持つことが、ここからの受験勉強のモチベになり、エンジンをかけることができるはずです。

 

⑥ ここまでの高校の勉強の復習をする

受験で合格するためには3年間の学習内容を全て網羅する必要があるため、春休み中に復習をすることが重要です。高校の勉強の多くは連続的、有機的に結びついています。特に理系科目の数学や物理、また英語などは今までの勉強内容が前提となって先に進んでいく教科です。ここまでの勉強で躓いているところがあるままでこの先の勉強に突入すると、何もかもわからなくなり、しまいにはどこで躓いているのかわからない、何がわからないのかさえわからない状態になってしまって、取り返しがつかなかくなってしまいます。そうなる前にこの春休みで勉強内容を復習しておきましょう。苦手な分野や理解し切れていない分野があると感じている人はそこを重点的に勉強することを意識してみてください。

 

まとめ

今回は春から受験生になる方向けに春休みにやっておくと良いことを紹介しました。春休みの過ごし方を意識することで、確実に今後の受験勉強に良い影響を与えることができます。上記に述べてきた点を参考にしながら、春休みを意味あるものにしていってほしいです。拙い文章ではございますが、最後までお読みいただきありがとうございました。

Profile

所属:工学部化学生命工学科1年生

出身地:愛知県

出身校:愛知県立岡崎高等学校