名大生ボイス

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受験勉強法

2024.02.08

  • 受験勉強法

二次試験当日の過ごし方

はじめに

みなさん、お久しぶりです。名古屋大学工学部2年生の小林です。長らく記事執筆が滞っていましたが今後再開していきたいと思います。もう2月に入り、今年の名古屋大学二次試験まであと3週間を切りましたね。このサイトを見ている方は名大の二次試験を受ける予定の方も多いと思いますので、実体験を踏まえつつ当日の行動とそれに対しての準備、心構えなどを記事にしていきたいと思います。

 

ここまで頑張ってきた受験生へのエール

まずここまで大学受験を耐え、戦い抜いてきた皆さんへ、大きなエールを送りたいです。この段階に至るまで、たくさんの努力と時間を費やしてきたことでしょう。その努力はきっと報われるはずです。長かった受験生活も残すところあと何日でしょうか。長きにわたる勉強の日々の終着点がもう目前に来ています。今、大切なのは自信を持ち、最後まで諦めずに前進することだけだと思います。受験は人生の一部であり、たとえ結果が思い描いたものと異なっても、貴重な経験として必ず成長の糧となります。みなさんには最後まで精一杯戦い抜いて欲しいです。

 

早寝、早起き、準備万端で

二次試験当日は、早寝早起きをして準備万端にすることが重要です。十分な睡眠を確保することで、体と心をリフレッシュし集中力を高めることができます。早寝早起きをすることで、身体のリズムを整え、また朝の時間を有効に活用でき、最後の勉強などもできます。朝早く起きることで、余裕を持って朝食を摂ることができ、栄養をしっかりと補給することができます。栄養、特に糖分などをしっかりと摂らないと頭がうまく働きません。朝食を摂ることも点数につながると思ってしっかり摂りましょう。また他の利点として、時間に余裕を持って会場に到着することができ、慌てることなく試験に臨むことができます。
準備万端にするためには、前日に試験の持ち物を準備し、試験場のルートを確認しておくことも重要です。当日は交通情報にも注意しておきましょう。事故や天候などによって交通に遅延などがあると一大事です。焦らずによく確認しましょう。試験当日の服装や持ち物なども前もって準備しておくと安心できるので、絶対にしておきましょう。また、当日になって慌てないように事前に大学からの指示をよく読んでおきましょう。心理的効果としても、早寝早起きをすることで、試験当日の緊張を和らげ、落ち着いた状態で試験に臨むことができます。真の実力をしっかりと発揮できるようにしっかりと生活を整えておきましょう。試験の1週間前くらいから生活リズムを整えて、準備しておくと安心です。

 

緊張感をポジティブに

緊張感がある二次試験当日、その感情をポジティブなものに変えることが重要です。緊張は失敗につながりやすいですが、誰もが経験する自然な感情です。程よい緊張感はむしろパフォーマンスを高める一因になるという研究もあり、自分の力に集中するきっかけとなります。過度な緊張はせず、肩の力を抜いて程よく緊張感を持って挑みましょう。緊張をポジティブに変えるためには、それが自分の興奮や集中力の源であることを認識し、自信を持つことが重要です。深呼吸や自分自身にポジティブな言葉をかけることで、自分を落ち着かせることができます。言葉の力は偉大です。私もよく自分自身に「出来る。絶対解ける。絶対に受かる。」と言い聞かせていました。本気で信じられないことも言葉にして自分に言い聞かせると、自然と自信につながってきます。自分の気持ちを自分でポジティブに変えていきましょう。

 

試験中は冷静に

20240208_ko.jpg何より試験中は冷静さを保つことが重要です。どうしても二次試験本番は、この試験次第で合否が決まるという気持ちによって焦りが生じてしまいます。しかし、焦りはミスを誘発し、実力をうまく発揮できないことにつながります。特に二次試験では時間管理が非常に重要です。時間配分に気をつけ、焦らずに問題に取り組むことがミスの防止につながります。冷静さを持って試験時間内にすべての問題に取り組むために、最初に全体の時間配分を考えて進めることが良いでしょう。時間配分には余裕を持たせ、見直しの時間を確保し、失点を抑えることもポイントです。長文読解や論述問題、各問題が重厚な数学のように時間を割く際には特に注意しましょう。冷静さを保つためには、深呼吸を行ったり、問題に集中するために周囲の騒音を無視することが有効です。余裕を持って各セクションに取り組むことで、焦りを減らし、より良い結果を得ることができます。冷静な状態で試験に臨むことで、最高のパフォーマンスを発揮することができます。

 

休み時間は自分に合った過ごし方を

休み時間や朝の時間、大学までの移動時間の過ごし方について悩んでいる人もいると思います。試験当日の自由時間では自分の気持ちと合った過ごし方をするべきです。もしあなたが今までの模擬試験や共通テストなどで焦りの感情が強く出てきてしまうタイプなら、リラックス出来るように過ごすと良いです。ちょっとした時間で深呼吸や瞑想をし自分を落ち着かせたり、好きな音楽を聴いて自分の気分を上げたりすることがオススメです。また、試験続きで肩に力が入りがちなので、軽いストレッチをするのも良いです。教室ではあまり大きく身体を動かせませんが、腕や肩を伸ばして身体の力を抜くことで気持ちを落ち着かせて実力を発揮しやすくなるはずです。

私は音楽を聴く方法で自分を落ち着かせていました。自分の好きなよく聴いている曲を聴くと、焦っている気持ちがだんだんと落ち着いてきて、平常心を取り戻すことができました。他にも、私の知っている話では昼休みの時間に瞑想をしたことで頭が冴えて、午後からの試験で覚醒したという人もいるようです。もし、あまり緊張しないタイプなら、休み時間は最後の勉強をするのがオススメです。最後の勉強といっても新しい問題を解くのはあまりオススメ出来ません。もし新しい問題に挑んで解けなかった時、自分の自信が落ち込んでしまいます。最後の勉強には自分で作ったまとめノートや、過去問などを以前自分が解いた答案を見返すのが一番良いです。以前の自分が問題をしっかり解けていたことをイメージして自信に繋げましょう。あなたがどのようなタイプかはわかりませんが、自分がどうしたら実力を発揮できるのかを試験本番までに見つけておきましょう。最大限の実力を発揮できることを祈っています。

 

まとめ

大学受験の二次試験は、あなたの新たな一歩の始まりです。今一度、ここまで頑張ってきた自分努力を振り返ってみてください。壮絶な努力を思い出して、それを糧にして最後の力を振り絞って試験に挑んでください。そして自分自身を信じ、頑張った自分に感謝することを忘れないでください。みなさんは素晴らしい未来を築くための一歩を踏み出しています!私は受験生の皆さんのことを全力で応援しています。最後まで頑張ってください。拙い文章ではございますが、最後までお読みいただきありがとうございました。

Profile

所属:工学部化学生命工学科2年生

出身地:愛知県

出身校:愛知県立岡崎高等学校