名大生ボイス

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受験勉強法

2024.08.27

  • 受験勉強法

夏休み後から入試までの流れ

こんにちは!経済学部2年の福井です。もうすぐ夏休みが終わりますね。後悔のない夏休みを過ごせましたか?やりきれた!という人はこの調子で頑張っていきましょう。私は、夏休みにやりたいことをやりきれなかったので、この時期に焦りが出ていました。夏休みに思い通りに行かなかった人も、秋からやるべきことを一つずつ着実にやっていくことが大切です。
今回は、夏休み後から二次試験までの流れとポイントを、ざっくりと説明していきます。ただし、紹介するスケジュールは私の体験談に基づくため、高校によって違うことがあります。ご注意ください。

 

〇授業再開!行事盛りだくさんの9月

20240827f2.png夏休みが終わって、9月から2学期が始まります。夏までは受験勉強をしていても入試に対する具体的なイメージが湧かなかったのですが、夏休み明けすぐに共通テストの出願指導があり、夏休み前より入試の現実味がぐっと増してきたことをとても覚えています。私の高校では、9月に文化祭と体育祭があり、3年生も割と力を入れて取り組む人が多かったです。クラスごとに出し物をすることになっており、私のクラスでは劇をしました。クラスの出し物の準備のために何度も話し合ったり、土曜日の補講後や日曜日に教室に集まって大道具を作ったりという思い出があります。普段以上に勉強時間の確保や勉強に対するモチベーションを保つことが難しく、少しスランプ気味になりました。秋に文化祭などがある高校は多いと思います。その中で自分の勉強のペースを崩さずに両立していくことはとても大切です。最後の思い出作りにもなるので、後悔のないよう行事は全力で楽しんで、スケジュールを調整したり、すきま時間をうまく活用したりしながら行事と勉強を両立していきましょう。

 

〇模試ラッシュの10月・11月

行事が終わりひと段落と思いきや、共通テスト模試・記述模試のラッシュ。さらに中間テスト・期末テストもあったので、定期テスト対策や模試の復習に追われ、自分の勉強の時間がなかなか取れませんでした。特に私は、模試の復習に時間がかかるタイプで、見直しやまとめノート作成が間に合わず、模試の復習がどんどん溜まっていました。復習方法は人によってそれぞれだと思いますが、自分のスタイルを確立しておくと、効率よく復習を終わらせることができるので、秋までに確立しておくとよいでしょう。この時期を過ぎると、模試を受ける機会がぐっと減ります。模試が多いとはいえ、時間配分や目標などはひとつひとつ丁寧に考えて、せっかくの機会を無駄にしないようにしましょう。そして、この時期に一番大変なのが社会などの暗記科目です。後述するように、この後すぐに共通テスト対策が始まります。つまり、この時期に習っていることをそのタイミングで定着させる必要があります。そのため、先取りして勉強していない人は授業の中で定着する心意気でいましょう。

 

〇共通テスト対策だらけの日々 11月・12月

期末テストが終わると、共通テスト対策が学校で始まります。私の高校では、特別編成の時間割が組まれ、通常の授業がすべて共通テスト対策になりました。全ての授業で、スピード勝負である共通テスト問題の演習を行っていたので、ヘトヘトになっていました。自分の勉強はほとんどその復習でした。私は、共通テスト模試で点数があまり取れていなかったので、この時期は二次の勉強よりも共通テスト重視で勉強していました。二次試験の勉強(国・数・英)も感覚を忘れないように週1~2回ペースで演習をしていました。ただ数学は、高校の先生が記述問題の添削をしてくれていたので、共通テスト対策と二次対策が同じくらいの割合だったと思います。そして、12月の冬休み前に、担任の先生と保護者を交えて三者面談がありました。ここでは、私立大学の受験校の話がメインでした。一般入試や共通テスト利用入試など様々な形式があるので、受験料なども保護者の人と相談しながら決めることになります。しっかりと情報収集をしておきましょう。

 

〇最後の長期休み!冬休み

20240827f.png私の場合、冬休みは二次試験の勉強は塾の冬期講習以外はほとんどせず、共通テスト対策に費やしました。演習をして、復習をしての繰り返しです。共通テストは考え方や解き方を学ぶという点で復習が最も大切です。解説を見て自分の解き方のどこが間違えていたかをしっかりと分析しましょう。また、冬休み中に一度は本番と同じ日程で予想問題などを解いてみることをおすすめします。共通テストの日程を見てもらうとわかる通り、休憩時間が本当に長いです。その休憩時間が長く疲れてしまうこともあるため、当日どう過ごすか考えておくとよいでしょう。

 

〇とうとう入試へ!1月

年が明けるとすぐに共通テストがやってきます。共通テスト当日は、高校から近い大学などが試験会場となります。慣れない場所。緊張のピーク。凍える手。普段とは違う環境で模試の5倍以上緊張しました。共通テストが終わると、学校で自己採点を行い、それに基づいた進路面談がすぐに行われます。志望校が決定すると、またすぐに二次試験対策へ移ります。私の高校では、午前は通常授業、午後は補習という形で、人によっては午前のみ学校で授業を受けるという形式でした。このときの自分の勉強は、ほとんど過去問演習です。共通テスト直後は、受ける私立大学の過去問を解き傾向を把握・名大の過去問を解き始めるといった感じでした。名大の過去問については、解いたあと各科目の先生に添削をしてもらっていました。この時期は、演習ばかりになり基本が抜け落ちることもあったので、インプットも欠かさないことがポイントです。また、体調を崩しやすい時期でもあります。睡眠をしっかりとって体調管理を欠かさずに行ってください。

 

以上が、夏休み後から入試までの流れになります。少しイメージができたでしょうか?こうしてみると、入試まであまり時間がないですよね。今できることを一つずつやっていきましょう!

Profile

所属:経済学部2年生

出身地:愛知県

出身校:愛知県立豊橋東高等学校