名大生ボイス

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受験勉強法

2025.01.16

  • 受験勉強法

共通テスト前後の心構え

はじめに

20250117i.pngみなさんこんにちは!文学部1年の石橋です。新年になり、また新たな気持ちで頑張ろうと思いつつ、寒さも厳しくなりなかなかやる気の出ない日々を過ごしています。受験生の姿を見て自分も頑張らねばと感じています。名古屋では先日雪が積もり滅多に雪の機会がない地域で育った私からすれば感動ものでした!
さて、もう共通テストまで僅かとなり緊張した面持ちで過ごしているかと思いますが、自分も1年前は同じ立場だったことを思うと改めて時間の無情さを感じるところです。各教科の注意点なども少し話そうかと思いますが、それよりはむしろメンタル面や当日の環境など、最新年度を受けた身として実体験も交ぜながらお伝えしようと思います。

 

各教科の最終チェック

おそらくもう散々いろんな場所で聞いていることかとは思いますが、自分なりの視点から話そうと思います。
まず英語ですがとにかく焦らず確実に点をとりにいく意識で臨みましょう。リーディングは確かに時間が足りなくて悩んでいる人も多いですが、選択肢で悩んだら迷わず飛ばす勇気が必要です。やはり本番では常に焦りがあって一度つまずくとどんどん沼にはまってしまい、本来なら解けたところまで間違えてしまいかねないからです。そして分量もどんどん増えていて最後の方まで集中が持たないことも多いので、適宜数秒目を閉じてリフレッシュすることも大事です。解く順番についてもよく話題に上がりますが、自分は前から解きました。というのも問題の傾向が一定とは限らない(実際私が受けた回では比較的解きやすかった第5問目がかなりのボリュームで困惑した覚えがあります)からです。リスニングも聞き逃しても引きずらず、次の問題は解ける!という気持ちで受けることが大切です。
続いて数学ですがこちらも時間に余裕がないので、計算ミスなどで焦らず何周もするつもりで解き進めましょう。数学も割と難易度に幅があって本番までどうなるかわからないという感じですが、とにかく最初の小問は取って最後は余裕があったら解く、という気持ちで受けた方が気持ちが楽だと思います。
次に国語ですが今回から大問が一つ増えより時間との戦いが厳しくなっています。現代文はやはり問題文をしっかり分析して応答として合っているもの、必要な要素があるかに焦点を絞って解くと良いです。古典は漢文を優先して解くのがいいと思いますが、自分のペース配分に従って解くのが一番だと思います。
残りの社会理科についても同じように、まずは全ての問題に目を通して行き詰まったらすぐ別の問題に移ることがカギとなります。そして解き終わった後の見直しは確実にしましょう。実はこれだけ言われているのに私はマークミスで大きく得点を落としてしまいました。これまでの必死の努力がこんなことで無駄になってしまうのはやるせないので、あまりできなかったと思った時でもマークミスだけはしないと心に刻んで欲しいです。

 

共通テスト前後のメンタルケア

20250117i2.pngここからは直前のコンディションの整え方と、終わった後の心構えについて話そうと思います。共通テストは2次試験の前段階として受験生の前に立ちはだかります。そして人生を左右する大きな局面でもあり緊張しない人はまずいないでしょう。周りの状況を見て右往左往するのではなく、自分を100%信頼して目の前の試験という敵をボコボコに倒してやるという、堂々とした態度で受けることが大事です。確かに内面では不安が大部分を支配していると思いますがそれは全員同じで、ポジティブに振り切ると案外いい方に向かい、仮に思うように行かなかった時でも自分を信じて受けることができたという事実に悔いが残らないと思います。要はネガティブなことを考えても結果が良くなることはないので、自分を“過信”して臨みましょう。また直前になって急いで知識を詰め込みたくなる気持ちもわかりますが、かえって情報過多で思い出せなくなることもあるので、英文を読むくらいにとどめて体調管理に努める方にシフトしましょう。
会場での寒さ対策や不測の事態への備えはもちろんですが、一つアドバイスとしてクッションを使うのをお勧めします。2日間に分けて行うとはいえ座り続けて疲れも溜まるので、私は衝撃を分散させるクッションを使っていました。また意外と開始までの待ち時間が長いので、その間はなるべく目を閉じて少しでも集中力を上げたり目の疲れを癒したりしていました。そして試験終わりに必ず周りで様々な評価が聞こえてきますが、完全に次の試験の支障になるので、イヤホンでシャットアウトしていました。1日目が終わり自己採点をしたくなるのも無理ないですが、やはり不安要素になるので完全に終わってからするのが無難でしょう。
共通テストを乗り越えた暁には自分に最大限の賛辞を送りましょう。数日程度はリフレッシュの期間を設けてひたむきに頑張った自分へのご褒美をしてあげてください。その方が来たる2次試験の勉強の再スタートも切りやすくなります。その後はおそらく私立大学の入試も控えていると思いますが、それらは本番の前哨戦、良いリハーサルだと捉えて挑んでもらいたいと思います。ここまで長々とお話ししてきましたが実際のところ始まってしまえば本当にあっという間なので、この土日を乗り越えた先のささやかな楽しみも見据えて全力を出せるよう応援しています!

 

終わりに

みなさんにはこれまでの受験勉強を今一度振り返ってみて欲しいと思います。受験勉強を始めた時と比べていかに自分が成長しているか、その過程は絶対に糧となって無駄にはなりません。そしてこれまで多くの人が信頼し支えてくれたということを噛み締めて、人生の大一番決めてやるという覚悟で臨んで欲しいと思います。人の不安の9割方は実際起こりません。絶対に大丈夫です!微力ながらこの記事がみなさんの緊張をほぐすことができたのなら幸いです。頑張ってきてください!それではご精読ありがとうございました!

Profile

所属:文学部1年生

出身地:静岡県

出身校:飛鳥未来きずな高等学校