2025.08.19
模試の活用方法〈完全版!〉②共通テスト模試編
皆さんこんにちは!
高校生の皆さんは、夏休みも折り返しといったところでしょうか?「受験の天王山」といわれる夏休み、ここで頑張れるかで秋以降の成長率が大きく変わってきます。悔いのないよう走り切りましょう!
さて、今回は前回に続いて、模試の活用方法を紹介していきます。今回は、共通テスト模試の受験後にフォーカスしてお話していきますね。
共通テスト模試を受けた後にするべきこと
受験後にするべきことはシンプルですが、次の4つです。この後、それぞれのポイントについて詳しく解説していこうと思います。
▶自己採点
▶復習
▶分析
▶学習計画を立てる
自己採点
共通テスト模試で一番大切なところが、この自己採点です!なぜ大切かというと、本番もこの自己採点で共通テストの結果を把握し、出願を行うからです。この練習だと思って、普段受けている模試から正確に採点できるようにしましょう。最初は、合計で20点もずれてしまっていたなんてこともざらにあります。冬までには1点もずれることなく、採点ができるように今の段階から慎重に採点をしてください。
【コラム】マークずれについて
問題用紙にメモしていた回答はあっていたのに、解答用紙にマークしたものが途中からずれてしまっていた…!こんなこともありえます。模試で不安になった人も少なくないのではないでしょうか。ミスを完全に防止するのはとても難しいです。本番、このようなことを起こさないためには何をすればいいのでしょうか。
様々な対策があると思いますが、私は残り5分になったら、マークミスが起こっていないか、大問の最後の問題だけを確認する時間を作るようにしていました。模試のうちから、確認の予行練習もしておくことで、本番も焦らずにミス防止をすることができると思います。皆さんもぜひ今のうちから対策をしておきましょう。
復習
自己採点が終わったら、すぐに復習にとりかかりましょう!
模試を受験した日、遅くとも翌日には復習をし始めましょう。基本的には、間違えた問題・合っているか不安だった問題を中心に復習していきます。共通テストの問題は、特に問題数が多いです。英語や国語などの文章問題は、もう一度読み直しをするととても時間がかかるため、感覚を忘れる前に復習できるとよいでしょう。受けていた時は、こういう風に解釈していたけれどこういう意味だったのかという間違えたポイントと、正解できなかった原因が分かればOKです。
数学・社会・理科については、解き方を理解していない(覚えていない)のか、問題を正確に解釈できなかったのかなどの原因を探りましょう。前者であれば、教科書や参考書などに一度戻って再インプットしてください。後者であれば、自力で解けるようになるまで解説を読み、解き直してみましょう。
分析
一通り復習が終わったら、志望校合格のためにどこを伸ばしていく必要があるのかを分析していきます。主には、まだ伸びしろがある科目・分野を伸ばしていくことを目標にしましょう。ただし、点数だけで分析が難しければ、成績統計資料をもらった後でも大丈夫です。同じレベルの人と比べて、あまりとれていない分野、差がついている分野を見つけましょう。その分野が、これからあなたが伸ばしていくべきところです。
学習計画を立てる
上のような復習・分析が終わったら、第一志望合格のために必要な課題を計画に落とし込んでいきます。例えば、数学の「図形と方程式」の正答率が低めで、基礎はわかっているが、共通テスト形式が苦手という分析であれば、共通テスト過去問のその分野だけ解いていくというような感じです。模試は、いま自分に何が必要かを教えてくれる重要なツールです。復習をして終わりというだけでなく、これからの勉強につながる使い方をしていけるととてもよいですね。
共通テスト模試の活用方法については以上になります!いかがでしたでしょうか?参考になれば幸いです。
次回は、記述模試の受験後について詳しく説明していきます。お楽しみに!
Profile
所属:経済学部経営学科3年
出身地:愛知県
出身校:愛知県立豊橋東高等学校