2025.10.20
暗記嫌いを克服した私が伝える暗記方法
こんにちは!経済学部3年の福井です。
最近、涼しくなってきましたね。私は、季節の変わり目で、少し体調を崩しました…しっかりと寝て、免疫力をつけていこうと思います!
さて、今回は暗記が苦手だった私がどのようにテスト・受験などを乗り越えてきたのかについてお話します。私は、「覚えること」が本当に苦手で、数字や名前など他の人が一度で覚えられることがなかなか覚えられません。苦手だからこそ暗記のために様々な工夫をしてきたので、みなさん参考にしてくださると嬉しいです!
①「なぜそうなるのか?」を理解する
私は、単純記憶が苦手で単語や数字、人の名前なども覚えるのが苦手です。そんな中でまず取り組んだのが、概念・意味の理解です。例えば、英単語の語源を知っておくと、なぜこの意味なのか理解がしやすくなります。数学の公式もなぜこのようになっているのかという公式の導き方を一度でも見ておくと、意味を理解して納得して覚えることができます。
②関連づけて覚える
これは勉強内容を自分の体験や感覚と結びつけて覚える方法です。例えば、この日本史の出来事を授業で習っていた時に、先生がこんな雑談をしていたなど全く内容と関係のないことでも、関連づけて覚えることで思い出として覚えることができます。その内容を勉強していた場所・風景でもいいですし、そのとき聴いていた音楽などでも良いと思います。
③視覚的に自分でタイプ分けする
これは、自分が行ってきた中でもかなり独特な勉強法だと思います。例えば、日本史では、江戸幕府の将軍ごとにメンバーカラーをつけて政策やエピソードなどを覚えていきました。また、古典文法の未然形・連用形…などにそれぞれ形やマークを当てはめて、視覚的に覚えていきました。単語の羅列だとなかなか入ってこないという人には、おすすめの覚え方です。
④早めにアウトプットを行う
暗記=インプット、と思いがちですが、実はアウトプットも記憶定着に効果的です。よく、しっかり覚えてから演習などのアウトプットに移りたいという人がいますが、不明瞭でも自分の頭で思い出そうとすることで覚えるスピードが速くなります。また、見るだけでなく、声に出す、音声を聞くなど五感を使ってアウトプットすると、さらに効果的です。
⑤誰かに説明してみる
この方法は、覚えることに加えて、単語同士がどのように関連しているかも理解したい時におすすめです。学んだ内容についてキーワードだけを手元に用意し、それをできるだけ見ないようにしながら人に説明してみましょう。友人や家族に話してもいいですし、一人で「エア授業」をしても構いません。自分で言語化することで、理解できていない部分が明確になり、記憶も整理されます。
⑥とにかく繰り返し復習する!
シンプルですが、結局はこれが一番効果的です。何度も反復することで、せっかく覚えたのに記憶から消えてしまった…ということを避けることができます。特に、復習するタイミングが大切です。みなさんは、「エビングハウスの忘却曲線」を知っていますか?ざっくり説明すると、覚えた直後が一番忘れやすく、時間がたつにつれて忘れるスピードが緩やかになっていくというものです。具体的には、20分後に約40%、1日後に約70%を忘れてしまうそうです。(詳しく知りたい人は、ぜひ調べてみてください)この忘却曲線を生かして、覚えにくかったものはその暗記を取り組んだ直後にもう一度だけ確認する、寝る前にノートを開き、今日習った範囲ノートにざっと目を通すというだけでも、記憶の定着度合いは大きく変わります。そして、1週間後に復習するなどして長期的な記憶にしていきましょう。
今回は、高校・大学で私が試した様々な暗記方法について紹介しました。今はスマホで何でも調べられる時代ですが、頭の中に知識があると、考えるスピードやアイデアの広がりが大きく異なると思います。 紹介した6つの方法は、どれも覚えることが苦手だった私が試行錯誤の末に見つけた方法です。全て行う必要はありません。まずは「これならできそう」と思ったものを1つでも実践してみてください。
Profile
所属:経済学部経営学科3年
出身地:愛知県
出身校:愛知県立豊橋東高等学校