僕は、大学院から名古屋大学に入学したのですが、実は、名大オープンをずっと受けたり、
大学入試の際に名大か、別の帝大を受けるか迷った経歴を持っています。
結局は、同じくらいのレベルの大学に現役入学したのですけどね。
そこで、簡単に自分が重視した勉強法について紹介します。
【国語(現代文)】
元々、現代文は得意でありませんでした。
そこで、まずは最後まで解ききる集中力とスピードを身につけようと、
高3の夏休みからセンター試験形式の問題に挑戦しました。
秋以降は、記述力を身につけるために、
高校の国語の先生に頼み、帝大のオープン模試の過去問を解いて添削していただくことを
繰り返していました。
【英語】
単語や文法、リスニングに関しては、学校の教材で充分だと思います。
通学時間、下校時間はもちろんですが、
寝る前にちょこっとだけ覚えるっていう習慣も作ってました。
しかし、実際の入試で分からない単語が出題されることは当たり前なので、
「英文中の単語の意味を推測する力」を身に付ける努力をしました。
英文中にわからない単語を見つけても、すぐに調べるのではなく、
意味を推測してから、調べるという解き方を繰り返していました。
その結果、実際の入試でも分からない単語を推測することができました。
【物理】
理系の僕ですが、高3の夏辺りまで物理は目を覆う偏差値でした。
その原因を考えた結果、高校物理のコンセプトを理解できていないことが
最大の問題であることに気が付きました。
そこで、基本的な原理や法則はもちろんですが、
どのように答えを導くのかを理解するために、
センター試験レベルの問題を記述して解いて、全ての問題に関して解説を読んで理解を深めました。
秋以降はどんどん問題のレベルを上げていき、
最終的には、偏差値を10程度上げることに成功しました。
【化学】
物理が苦手な僕でしたが、化学はものすごく得意でした。
その理由は、基本原理をしっかり理解していたからだと思います(物理の原理は難しかったです...)。
なので、どんどん難しい問題に挑戦していました。
計算、反応式など様々な要素がありますが、やはり原理を抑えることが大切なのではないでしょうか。
秋以降は名大等の過去問を解いて傾向を掴んでいました。
【数学】
数学において最も重視していたことは、「思考力」です。
大石さんも書かれてましたが、
https://cms.adm.nagoya-u.ac.jp/admissions/voice/studying/post-38.html
数学の問題に立ち向かうためには、まず計算力が大切です。
僕も早朝に計算問題をやっていました。
特にセンター試験は素早くて正確な計算力があれば、得点できると思います。
早朝以外の時間に数学を解くときは、記述式の問題に挑みました。
僕の特徴的な勉強法は、「1日1問しか解けなくてもいいから、
回答の道筋を思いつくまで、諦めない」というものでした。
ちゃんとした記述式回答を構築するのではなく、
ここがわかれば、これが分かって...で答えがでる。
という答えの値を重視するのでなく、道筋作りを目指してやっていました。
数式の証明問題など、ノートが手元に無くてもいいものは、
自転車漕ぎながら(危ないですが笑)、
お風呂はいりながら(問題のメモをもって)
ずっと考えていました。
実際の入試でも、数分間ざっくりとした解き方考えて、記述することで得点を得られました。
最後に、大学入試は非常に大変な戦いです。
当日をより良く迎えるための方法(?)をご紹介します。
それは、「お守り」を用意することです。
ここでいう「お守り」は、◯◯神社の~ などではなく、
ぼろぼろの参考書や友達からの応援の手紙等を指しています。
僕は、受験勉強の記録(勉強時間や模試の反省など)を綴ったノートをいつも持ってました。
時に、焦りや八つ当たりを産んでしまうこともありますが、
安心させられたり、楽しい気分になれたりするなど
長い目で見れば、プラスの効果を生むことができると思います。
ぜひ、それぞれの仲間と一緒に乗り越えてくださいね^^
それでは来年の春、お会いできるのを楽しみにしています。
Profile
所属:創薬科学研究科博士後期課程1年生
出身地:愛知県