名大生ボイス

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受験勉強法

2026.07.03

  • 受験勉強法

『大学4年生が考える「大学へ行く意味」』

みなさんこんにちは。今回は、大学に入学して4年目になる私が、大学へ進学する意味についてお話していこうと思います。私は大学4年間を通して、「大学へ行く意味」は知識を得ることではなく、「自分のこれからを見つけるための4年間」だったと感じています。 進路について考える高校生や受験生にぜひ読んでいただきたいです。

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高校時代の漠然とした不安

私は、高校時代これといった将来の夢は持っていませんでした。なんとなく会社員になるのかなと思っていた程度です。そんな中、建築士になりたい、看護師になりたいというはっきりとした夢を持っている同級生がまぶしく見えました。そこから、「いま進路がはっきりと決まっていないなら少しでも将来の選択肢を広げたい」という気持ちと「周りで大学進学している人が多いから」という理由で大学への進学を決めることになります。経済学部に決めたのは、単純ですが面白そうだったからです。当時、数学が好きだったのと身近なことが学問に結びつくことに興味を持ち、経済学・経営学を学んでみたいと思いました。

 

 

自由だからこそある難しさ

大学に入学して最初に驚いたのは、高校生までと比べて、大学生は驚くほど自由だということです。授業の時間割は自分で組むため、毎朝同じ時間に起きるということがありません。午前中に授業がなく、お昼まで寝てしまっていたこともあります。毎週、大学の授業やアルバイト、サークル活動など自分でスケジュールを組んでいきます。部活動やサークルに全力を注ぐ人もいれば、自分のやりたいことのためにバイトをしてお金を貯める人もいる、資格勉強をして、専門的な職業も目指す人もいます。

 

私は、高校生までどちらかというと受け身で過ごしてきました。言われた課題をこなし、部活動の時間になればそれをするという過ごし方です。大学生になってから「これをやりなさい」と言われることもなくなり、自由な時間が増え、どう過ごすかという責任も増えました。自由だからこそ、自分の意思を明確にして行動していかなければ、新しい学びは得られないんだなと感じました。

 

 

多くの人と出会って、見える世界が広がる

クラスという枠組みで活動をすることが多かった高校生までと違って、大学ではクラスの概念がないため、授業によって一緒にいる友達が違います。そのため、積極的にいろんな人に声をかけてみれば、交友関係が広がっていきます。また、大学の授業だけでなく、アルバイトやサークルなども含めると全く異なる背景を持つ多くの人たちに出会えます。その人たちと話し、様々な価値観に触れることで「当たり前」の前提の違いに気づき、自分の考え方も少し変わったなと感じています。

 

 

大学で学んだことは社会に出てから役立つ?

よく「大学の勉強は社会に出たら役に立たない」という言葉を耳にすることがありますが、私はそうは思いません。もちろん、すべての知識がそのまま仕事に直結するわけではないかもしれませんが、大学での学びは自分の「軸」を作ってくれると思います。

 

私の場合、経済学部での授業を通して「会計」という分野に興味を持つようになりました。最初は簿記の授業で、数字がパズルのようにぴったりと合う感覚が面白いと思ったのがきっかけです。しかし、深く学んでいくうちに、会計の数値はただの数字ではなく、その背景にある企業の戦略や社会の動きを読み解く「共通言語」なのだと気づきました。この経験から、卒業後に会計を活かせる職種に就こうという将来の夢を持ちました。

 

また、授業でのディスカッションやレポート作成も大切な経験です。大学1年生の頃は、ディスカッションの授業で自分の意見が言えずにもどかしい思いをしたり、4000字のレポートに苦戦したりしました。しかし、先生に相談したり、回数を重ねていくうちに「事実に対して自分はどう考えるか」を論理的に組み立てる力が少しずつ身についてきたと感じています。こうした論理的思考力や、学びの中で広がった価値観は、どんな仕事に就いたとしても、一生自分を支えてくれるものになると感じています。

 

 

さいごに

私は高校生の頃、「大学へ行く意味」は入学する前に見つけるべきだと思っていました。でも実際は、大学生活を送る中で少しずつ見つけていくものだったと感じています。だから今、意味が分からなくても焦る必要はありません。

 

「大学に行く意味がわからない」と悩んでいる皆さん、今の時点で答えが出ていなくても大丈夫です。もし今、将来やりたいことが決まっているのなら、迷わずそこへ突き進んでください。でも、もし決まっていないのなら、考える余裕を作るために大学へ行くという選択肢もあります。大学生活は、自分がどんな人で、何を大切にしたいのかをじっくり吟味できる、貴重な時間です。もし大学進学という選択をするなら、ぜひ「何を学ぶか」だけでなく、「どんな4年間を過ごしたいか」という視点も大切にしてみてください。皆さんが大学生活の中で自分らしい意味を見つけ、納得のいく進路へとつながることを応援しています。

Profile

所属:経済学部経営学科4年

出身地:愛知県

出身校:愛知県立豊橋東高等学校