研究活動上の不正行為に関する調査結果について

公開日:2022年03月16日
プレス

名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所の伊丹健一郎教授らの研究チームによる論文「リビング縮環π拡張重合によるグラフェンナノリボン(GNR)合成」については、2019年6月に、科学誌『Nature』に掲載されましたが、当該論文に使用したデータに疑義があることが判明し取り下げを依頼したところ、2020年11月25日付で同誌から取り下げられました。また、同チームから出されたGNRに関するその他2報の論文についても、取り下げ依頼の上、撤回されました。

本件について、本学では公正研究調査専門委員会を設置し、調査を行ってまいりましたが、このたび調査が終了し不正が認められましたので、ご報告いたします。

 

このような事態が発生いたしましたことは、誠に遺憾であり、皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを、心からお詫び申し上げます。

今後このような事態を引き起こさぬよう、研究活動に係る研究倫理を徹底し、再発防止に向け、全学をあげて取り組んでまいります。

 

調査報告書は下記をご覧ください。

http://www.nagoya-u.ac.jp/info/upload_images/20220316_jimu.pdf

  

参考資料は下記をご覧ください。 

http://www.nagoya-u.ac.jp/info/upload_images/20220318_jimu.pdf

 

これまでに本学が実施した研究不正防止の取組

http://www.nagoya-u.ac.jp/info/upload_images/20230327_jimu.pdf

 

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