名大生ボイス

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大学生活全般

2022.06.01

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就活生の皆さんへ~夏インターンに向けて②~

こんにちは。名古屋大学経済学部4年生の伊藤舞です。春から就活生の皆さんへ、就活と呼べる何か、もう始めていますか。就活生と言われる学年になったことは分かっていても、何をすれば良いのか分からず漠然とした不安に襲われている人も少なくないはずです。私も就活生になりたての頃は、片っ端からいろんなことを試してみて、それでも正解が分からず困ったことがあります。そこで、今回は、就活についての記事を書いてみようと思います。

 

はじめに

今回の記事は第②部として、実際に夏インターンにエントリーするための具体的な行動フローを紹介したいと思います。第①部をまだご覧になっていない方は、先に第①部の方を見ていただけると嬉しいです。(就活生の皆さんへ~夏インターンに向けて①~

 

夏インターンに参加するためにやるべきこと

夏インターンに参加するためにやるべきことをステップ別に紹介します。実際に行動に移すには、何をやるべきかの具体的な行動を明確にする必要があります。正規のフローではなく、あくまで私のルーティンだったものを書き出します。

 

①アプリ、もしくは企業の新卒採用ページの会員登録をする
②エントリーする予定の企業をリストアップする
③プレエントリーしておく
④ToDoリストに、エントリー締め切り順に企業をまとめる
⑤選考フローや締め切り日とともにエントリーした企業をエクセルファイルなどにまとめる
⑥合否に関わらず、エントリーした企業の夏インターンの日程をスケジュールに入れる
⑦選考に進んでいく

 

①会員登録

就活アプリケーションや、企業の新卒採用ページの会員登録は済ませましたか?会員登録の基本情報入力は意外にもめんどくさいです。夏インターンの情報が解禁されて、エントリーしようというモチベーションになっても、この会員登録のフェーズで、「あとでいいや」となりがちです。これは本当にあるあるなので、先に会員登録だけ済ませておきましょう。また、就活アプリケーションは有名どころを3つほど、同時に登録しておくと便利です。エントリー申請に向いているアプリ、過去の選考の体験談を参照するのに向いているアプリなど、アプリごとに得意分野が違うので、場合によって使い分けていました。また、会員登録をしておくと、登録したメールアドレス宛に、企業のエントリー情報や企業情報が送られてくることがあります。就活は受験と同じく情報戦なので、いち早く重要な情報をゲットするためにも会員登録はしておくと良いと思います。

 

②エントリー企業のリストアップ

夏インターンの一斉情報解禁の前に、自分がエントリーしたいと思う企業にある程度目をつけておきましょう。そもそも、就活を始めたての頃は、世の中にどんな企業があるかについても知らないことが多いです。名前は知っているけど何をやっているのか分からない企業や、私たち生活者が消費者の to Cの企業ではなく、企業がクライアントの to Bの企業については、知らないところが沢山あると思います。分からないなりにでもいいので、四季報や業界地図などで、自分が少しでも興味ある企業をリストアップしておきましょう。また、周りの友達にどういう企業にエントリーするつもりか聞いてみて、参考にするのも良いと思います。興味のある分野が違うからこそ、新規開拓のチャンスにもなりますし、同じレベルの就活生がどういうところにエントリーするのかを肌で理解するのも重要だと思います。就活生に人気の企業はそれなりにちゃんと理由がありますし、選考過程を通じて、自分が知らなかったその企業の魅力に気づくことができるかもしれないので、ぜひエントリーしてみましょう。自分が興味のない業界の企業についてですが、興味がない理由が、「その業界・企業についてよく知らないから」であるなら要注意です。知らない=興味がないということでは決してないので、知るためにエントリーする、ということも全然アリだということをここで伝えておきたいです。

 

③プレエントリーする

就活アプリには、ブックマーク登録の他にプレエントリーの機能があります。事前に自分の情報を登録してあるアプリでプレエントリーをすると、6月1日の夏インターン情報一斉解禁の時期に自動的にエントリーしてくれます。もちろん、本エントリーではないので、企業のマイページから必要事項の追加入力とエントリーシートの項目記入があります。しかし、事前にプレエントリーしておくと、その企業からお知らせメールが届くので忘れる心配がなく便利です。プレエントリーしてしまったから必ずエントリーシートを提出しないとマイナス評価になるということもありません。少しでも気になる企業があったらプレエントリーしておくことをおすすめします。

 

④エントリー企業を締め切り順に並べる

220601伊藤1.jpg夏インターンにエントリーしようと思っている企業をリストアップするとかなりの量になると思います。こんな量さばける自信ない...となって、一気にやる気をなくさないためにも、自分がいつまでにどの程度エントリーシートを作成すれば良いのかを把握する必要があります。エントリー企業の管理はかなり大変ですし、自分がどの企業にエントリーしようと思っていたのかをすべて覚えておくのは難しいです。パソコンを使うことに自信がない人は特に、スマホのメモ機能やToDoリストアプリ、もしくは紙とペンを使って企業名と締め切り日だけ書き出しましょう。企業によってエントリー締め切りはかなり異なります。6月前半に締め切りの企業もあれば、8月いっぱいまで募集を受け付けている企業もあります。何から手をつければいいか、今自分が何をすべきなのかということが明確になればなるほど、やる気は出てきます。綺麗にまとめる必要はなく、自分が優先順位を把握できれば良いので、まずは締め切り順に並べてみてください。もし余裕があれば、エントリーシート締め切り日と、webテスト・適正検査の締め切り日と、動画提出の締め切り日を分けておくとより漏れのないToDoリストが完成すると思います。エントリーに必要なタスクがエントリーシートのみという企業は少なく、他にも同時提出のものがあるので、忘れないように書き出しておきましょう。参考までに、私がスマホのToDoリストにまとめていたイメージ図を載せるので、見てみてください。

 

⑤エクセルファイルにまとめる

まとめるという行為をもう少し精密に行いたいなら、エクセルファイルを使用するのがおすすめです。締め切り日だけでは、その企業のへの夏インターンエントリーに何が必要なのかの要素が明確にならず、直前になってこの選考もあったのか!?となってしまいます。できるなら、精密に企業整理はしたいものです。実際に私は、主に以下の項目をエクセルファイルに書き込んで管理していました。

 

・企業名 
・その企業の業界
・マイページURL/ログインID/パスワード
・エントリーシートの締め切り日/提出状況
・webテスト締切日/実施状況
・面接日/選考状況
・備考欄
・選考フロー状況

 

企業名や締切日だけではなく、その企業の業界や、選考フローごとの締め切り、自分が現時点でどのフェーズまで進んでいるのか、などと共に表に書き込めるエクセルファイルです。自分がどの程度企業にエントリーして、どの程度合格をもらえているのか、現時点の持ち駒や業界ごとのエントリーのばらつきなどを可視化することができます。自分の就活状況をいつでも見られるようにしてくことは、自分の就活の進め方を改善するきっかけにもなるのでおすすめです。実際に私が使用していたエクセルファイルをお見せするので参考までに見てみてください。

220601伊藤2.jpg

 

⑥夏インターンのスケジュール記入

220601伊藤3.jpgスケジュール管理についてお話しします。夏インターンは、合否が確定するまでに時間もかかりますし、30社以上エントリーするなら、当然ダブルブッキングのようなことも起こってしまいます。スケジュールが被らないように気を付けすぎると、持ち駒を極端に減らすことにも繋がるので、とりあえずは気にせず、興味のあるインターンに申し込みましょう。スケジュール調整は、インターンの合格をもらってからすれば良いです。日程が被る、被らないは関係なしに、エントリーした企業のインターンの日程をスケジュール帳に書き込みましょう。
私は、スマホアプリのスケジュールを使用していたので、インターン選考に落ちた場合はそのスケジュールを削除し、複数日程を選べる場合は、最終的に決まった日程だけを残すように編集していました。複数daysのインターンは特に、複数日程の候補日の中から希望を提出し、後日確定のメールが来ることが多かったので、スケジュールが確定するまでに時間がかかります。スケジュールを入れたり消したりするのに便利なデジタルのスケジュールを使用したかったので、アプリを活用していました。実際に私が使用していたスケジュールアプリの中身をお見せしようと思います。8月9月が夏インターン参加真っ只中という感じなのですが、これを見ればどういうスケジュール感なのかがイメージできると思います。スケジュールの色分けは、茶色がインターンや説明会などの就活関係、紫色がアルバイト、青色が遊びです。インターンの入っていない日程に隙間を埋めるようにバイトや遊びも入れて夏休みを充実させていました。インターンシップの選考に落ちてしまっても、遊びの予定を入れれば精神的なダメージは大きくないですし(笑)、インターンに参加するだけで終わりではなく、学んだことを踏まえてこれからの就職活動に活かせるようにまとめをしたりするので、このくらいは余裕を持たせておくと良いとは思います。30社以上エントリーしても、2か月ある夏休みを遊びで充実させることは可能です。

 

紙のスケジュールを使用していた友達は、最初にシャープペンシルなど消せるペンで暫定のスケジュールを書いておき、確定後にボールペンで書き込んでいました。
合格をもらうタイミングは企業によって違うので、同時に迷うことは難しいですが、最終選考に進んだ企業については、ある程度優先順位を頭の中で整理しておくと良いでしょう。インターンシップが被ってしまって、どちらかを断らなければならない場合については、この記事の最後に少しお話しします。

 

⑦夏インターンの実際の選考

夏インターンの実際の選考については、詳しく書いた記事を載せたいと思いますが、ここでさらっと夏インターンならではの選考の特徴を話したいと思います。あくまで私個人の見解ですが、夏インターンの段階で企業の志望動機を詳しく深ぼりされることは少ないです。エントリーシートの設問一つとっても、どうしてその企業の”インターンシップ”に参加したいのか、学生時代に力を入れて頑張ったことは何か、長所・短所などの王道の設問がほとんどだったように感じます。面接でも、本選考のような、他の企業との差別化を聞かれるようなことは少なく、人柄や熱意を探るようなものが多かったです。一つ一つの結果に一喜一憂せず、夏インターンの選考は本選考のための実践を積む練習の場ととらえて、試行錯誤しながら楽しむ精神で挑むと良いと思います。

 

まとめ

夏インターンに応募する実際の行動フローについては理解していただけたでしょうか。ここで行動できるかどうかはこの先の就活にもかなり影響すると思うので、夏インターンが締め切ってしまう前に、ここでご紹介した過程を順番に実践してみてください。もちろん、就活の流れややり方は人によって違うので、正解はないのですが、何からやればよいか分からないという人は参考にしていただけると嬉しいです。

 

おまけ

ここでは、夏インターンの日程が被ってしまい、どちらか一方を断らなければならなくなった場合についてお話しします。せっかく合格をもらった企業のインターンシップを辞退するのは、ものすごくもったいないことだと思うかもしれません。実際、断るときは、大変心苦しいですが、インターンシップに合格して、迷うことができるというのは贅沢なことです。もしそのようなことになっても、断り方をきちんと心得ていれば、マイナス評価になることはないと思います。
私の場合は、志望度の高い企業については、きちんと電話で辞退しました。時間を割いて選考してくださったのにも関わらず、インターンシップに参加できないこと、合格をもらってからの辞退になってしまってご迷惑をかけて申し訳ない、という気持ちがきちんと伝わるように謝罪しましょう。定型文を覚えて言うというよりは、申し訳ない気持ちがきちんと伝わるように自分の言葉で言いましょう。
電話での辞退が難しい場合は、メールで丁寧に辞退しましょう。メールの書き方についての記事も別で掲載する予定ですが、基本的にはメールのルールに則って、自身の言葉で失礼の無いように書きましょう。
一番良くないのが、企業からの連絡をシャットアウトしたり、無断でインターンシップに欠席することです。悪い意味で覚えられてしまうと、本選考に響きます。辞退することが難しいのは分かりますが、ここは手を抜かずにきちんとお断りしましょう。 

Profile

所属:経済学部経営学科4年生

出身地:愛知県

出身校:愛知県立半田高等学校