名大生ボイス

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大学生活全般

2024.03.21

  • 大学生活全般

大学での勉強の取り組むポイント②

この記事は「大学での勉強の取り組むポイント①」の続きです。まだの方はぜひ①からお読みください。

 

学習する際に気をつけるポイント7つ

⑤ スタディ・ライフ・バランス

ワーク・ライフ・バランスからもじってスタディ・ライフ・バランスという造語を作ってみましたが、学習と生活の調和を大切にしてくださいということです。勉強に集中することは大切ですが、それだけではなく十分な休息が必要です。バランスの取れた生活を心がけることで、健康な身体と心を維持し、学業成績や学習効果を向上させることができます。

長時間の勉強や研究に取り組むと、身体的な疲労やストレスを引き起こす可能性があります。そのため、定期的な運動や適切な睡眠を確保することが重要です。運動は血液循環を促進し、ストレスを軽減する効果があります。また、十分な睡眠を確保することで、身体の回復や脳の機能の向上につながります。

精神的な健康を維持するためには、ストレスや不安を遠ざけリラックスや趣味に時間を割くことが必要です。友人や家族との交流、趣味の活動、自己ケアなど、リフレッシュして精神的な安定感を維持すると、ストレスに対処する力を高めることができます。脳の疲労が軽減されれば集中力や記憶力を向上させる効果が期待できます。ストレスが少ない状態で学習に取り組むことでより効果的な学習が可能となるため、スタディ・ライフ・バランスを保つことは、学業成績や学習効果を向上させるための基盤となります。

一番バランスが乱れるのはテスト期間だと思います。学習が遅れて、その皺寄せが来て徹夜続きになる人もいるでしょう。でも、それで体調を崩してはむしろマイナスの効果になってしまいます。自分の体調や生活と学習をバランスよく融合できるようにしましょう。

 

⑥ スケジュール管理と責任感

大学では、学習の責任が個々の学生に置かれます。高校までとは異なり、教師や親が学習の進捗を管理しサポートしてくれるわけではありません。大学生は自らの進路を決定し、自己のスケジュールを立てる必要があります。適切なスケジュール管理を行うことで、授業や課題の期限を守り、効率的に学習を進めることができます。

これらの能力は社会人としての基本的なスキルなので、仕事の効率性や成果に直結します。また、責任感のある行動や適切な判断力は、人間関係やチームワークにおいて重要な役割を果たします。大学生活で自己責任の重要性を理解し身につければ、目標や夢を追求し実現するための土台となります。これらをふまえて大学生活を有意義に過ごせば、今よりももっと成長することができるはずです。

 

⑦ 自己学習の重要性

20240322_k.jpg大学生活では、単に授業だけに依存せず、自らの意欲や興味をもって授業外での学習にも取り組むことが求められます。ここでいう自己学習というものは授業で出される課題という意味ではなく、自らの意思で行う勉強のことを指します。

授業では限られた時間しか与えられず、すべてのトピックや概念を徹底的に理解することは難しい場合があります。そのため、教科書や追加の資料を読み込み自らのペースで学習を進めることで、授業で得た知識を補完しより深く理解することができます。

さらに、独自の研究やプロジェクトに取り組むための基盤にもなります。興味を持ったテーマや問題について深く掘り下げ、専門知識や研究方法を習得し、研究活動を展開する能力を養うことができます。自己の強みや将来の目標を見出すことができれば、将来のキャリアや社会貢献に役立つ可能性があります。

高校までは自主勉をほとんどせずとも、授業や課題だけで理解できたという、天才肌の持ち主も少なからずいるでしょう。そんな方でも大学の授業は甘くありません。一気に専門性が増すことで、授業や課題の学習だけでは理解度がなかなか深まりません。絶対に自己学習を少しの時間でいいからすることをお勧めします。時間があまり取れない場合は、授業が始まる数分前に前回の内容を復習するだけでもいいです。なるべく授業外で授業の内容に触れるようにすると、理解度も深まって記憶の定着になり、大学の勉強が上手くいきやすくなりますよ。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。大学での勉強は、自己成長の素晴らしい機会です。高校までとは打って変わって自由度が増すため、今までよりも成長できる機会であり、多くの挫折を生んでしまう場でもあります。上記のアドバイスを参考に、自分自身の学習スタイルを見つけ、充実した大学生活を送ってくださいね!みなさんが学習のポイントを抑えて効率よく学び、自身の知識に紐づけていける大学生になることを願っています。拙い文章ではございますが、最後までお読みいただきありがとうございました。

Profile

所属:工学部化学生命工学科2年生

出身地:愛知県

出身校:愛知県立岡崎高等学校