名大生ボイス

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2023.05.19

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英語スピーチコンテストに参加してきました

はじめに

20230519_kobayashi.jpgみなさんこんにちは、お久しぶりです。名古屋大学工学部2年生の小林です。記事の執筆をするのは久々になります。新学期が始まって多忙だったため執筆活動が滞っていましたが、5月も中旬に入り私生活も落ち着いてきましたので、ぼちぼち再開していきたいと思います。名古屋大学を目指している受験生の方々や、もう名大の一員である在校生の方々にとって有益な情報を発信していくつもりですので、今度ともよろしくお願いいたします。さて、今回の記事では、2023年の2月頃に開催された英語自己紹介動画コンテストについて紹介するつもりです。コンテストの概要や、私自身が参加してみて感じたこと、どんな点で勉強になったかなどについてお伝えすることができれば良いなと思います。

 

コンテストの概要

まずはコンテストの概要についてお伝えします。コンテストの正式名称は「英語自己紹介コンテスト“90-sec. Self Intro Challenge”」で、名古屋大学工学部国際交流室が主催しているイベントになります。参加は簡単で、説明に沿って90秒間の英語で自己紹介する動画を撮って、それを提出するだけです。名古屋大学工学部、もしくは大学院工学研究科に所属している学生であれば、どなたでも参加することができ、参加者全員がスピーチに関するフィードバックと参加賞を得ることができました。さらに、最優秀賞を受賞した方にはIELTSの講座を無料受講する権利も得られるという、かなり注目度の高いイベントでした。このようなイベントは今回が初めての取り組みだそうです。今年度以降も毎年、1月から2月頃に開催されるそうなので、情報を見逃さないように注目しておきましょう!

 

コンテストの結果と感想

コンテストに自分の自己紹介動画を応募してから待つこと2週間ほどで、結果発表のメールが届きました。結果は準優勝賞と、最優秀賞には及びませんでしたが非常に貴重な経験を積むことができたと感じています。正直、最初にコンテストの開催を知った時には、最優秀賞の景品であるIELTSの無料受講資格が欲しいという気持ちがありましたが、コンテストの準備、スピーチ練習、動画作成とこなしていくうちに、景品を求める気持ちはそこまでなくなっていました。最優秀賞を取れずに景品がなくとも、このコンテストの参加したことで英語の練習になったことや、英語での自己紹介・プレゼンに関する知識を修得することができたことに十分に意味があると感じました。
結果発表から2、3週間後に参加者と主催である工学部国際交流室の方々が集まり表彰式が行われました。工学部3号館のこぢんまりとした一室で行われた表彰式でしたが、非常にアットホームな場で海外留学や国際教養に関することについてお話をすることができ、とても楽しく有意義な時間を過ごすことができました。表彰式の場で驚いたことは、参加者の年齢層に非常に幅があったことです。私は参加当時、大学の学部一年生でしたが他の参加者は修士課程の方、博士課程の方がおられました。このように英語学習には年齢の壁がなく、何歳からでも参加できるのだなと思いました。

 

コンテストに参加して良かったと思う点

①英語力の向上
まず、当然ながら英語力の向上にも役に立ちました。私がこのコンテストに参加した際の境遇は少し特殊なのですが、その頃私は海外留学中でオーストラリアにいました。留学中にさまざまな英語表現を学び、リスニングをして英語の能力が鍛えられている真っ最中にこのコンテストに出会うことができました。毎日、24時間英語に囲まれて、英語を急速にインプットしている状態でこのコンテストに取り組むことができたので、インプットしたものをアウトプットするという非常に良い機会になり、英語力が飛躍的に向上したと思います。

 

②プレゼンテーション能力の向上
英語に限らず、自己紹介やプレゼンの力も成長したと感じます。コンテストは90秒の自己紹介動画を提出するのですが、この90秒間という制約がなかなか難しいのです。自己紹介を簡素なものにしすぎると90秒に全然届かない短いものになってしまう一方で、自らの夢や将来について深く語り始めると、90秒で収まる内容にするのも厳しいのです。90秒という短い時間で、どれだけ人の興味を惹きつけ、自分という人間を知ってもらえるかという自己アピールの能力の向上ができたのも良かった点だなと思っています。大学生になって、新しい人と出会う機会があっても、なかなか自己紹介と本気で向き合う機会はないため、貴重な体験になったと感じます。

 

③国際交流に関するモチベーションの向上
最後に、もう一つ良かったと思う点がありまして、それは国際交流関係のイベントに参加する勇気やモチベーションを得られたことです。私は今まで、今回のような英語関係、国際交流関係のイベントに参加することに抵抗というか、躊躇がありました。参加者の英語のレベルが自分よりも高く、場違いにならないかなといった不安や、そもそも上手く英語で伝えられないかもしれないという心配などがありました。読者の方々も同じ気持ちを抱いたことがあるのではないでしょうか。しかし、その思いを断ち切って参加をすることで、思ったよりハードルは高くなく、参加者のレベルも自分と桁違いということはないし、何よりもこういったイベントに参加する人は多くの人が優しいということがわかりました。非常に丁寧に親しくお話しをしてくださり、本当に心が洗われるような気持ちになりました。コンテスト動画のフィードバックも丁寧で、自分の問題点と改善策があり勉強になりましたし、表彰式での交流でも親身になってお話ししてくださいました。そして、このような国際交流のイベントにもっと参加したいという気持ちが強くなりました。英語を使ってコミュニケーションを取ることの重要性というよりも、その楽しさに少し気づくことができたと思います。このように、一度英語に関するイベントに参加することで、これから参加していく際のハードルが下がり、身構える必要がなくなったことも、非常に良かったなと思う点になります。

 

まとめ

今回は、私が実際に参加してきた英語自己紹介コンテストについて述べてきましたがいかがでしたか。留学することが難しい人でも、名古屋大学主催のイベントで英語力を鍛えることができます。英語力は必ず将来役に立つものですから、勇気を出して一歩踏み出し、このような英語関係のイベントに足を運んでみてはいかがでしょうか。また、このようなみなさんに紹介したい有意義なイベントがありましたら、その都合記事にしたいと思っているので、楽しみにしていてください。
最後に、この英語自己紹介コンテストの代表者の方にお話を伺ったところ、このような取り組みはまだ学生の人にあまり知られておらず参加者が少ない状態なので、もっとたくさんの人に知ってもらって、よりたくさんの人に参加してほしいとおっしゃっていました。今年度も2024年の2月頃に同様のコンテストが実施される予定とのことなので、是非とも参加を検討してみてください!!きっと自分の殻を打ち破る良い機会になると思います。拙い文章ではございますが、最後までお読みいただきありがとうございました。

Profile

所属:工学部化学生命工学科2年生

出身地:愛知県

出身校:愛知県立岡崎高等学校