名大生ボイス

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受験勉強法

2016.08.05

  • 受験勉強法

河合くんが受験生のときに大切にしたこと Part 1

 

こんにちは!工学部3年生の河合優介です!

今回は自分が受験生だった時に大切にしていたことや、大学生になった今新たに学んだ事をもとに、受験を思い出して大切だなと思ったことをまとめてみました!ここに書いてある事は個人の方法論であり、かなり主観も入っていますが、こんな考えもあるんだな位の軽い気持ちで読んでもらって、皆さんにとって役に立ちそうな部分だけを抜き出して参考にしてもらえれば幸いです!

 


 

自分のペースを守る

受験勉強で最も大切なことは、試験当日までの限られた時間を有効に活用し、効率よく勉強して実力を向上させることです。このために重要なのは、焦りや不安、勉強が面倒といった感情をできるだけコントロールし、自分のペースを守ることが重要です。

 

自分のペースを守るためにおすすめなのが、自分のペースをつかみ、何をすべきなのかを明確にして毎日同じ時間勉強し続けることです。人間の体力や気力は有限なので、ペースを考えずに勉強すると、あっという間に限界に達してしまいます。(全力で勉強した日の翌日はなぜか集中できなかったり、3時間ぶっ通しで勉強した後は全く勉強する気にならなかったりしませんか?)そこで、まずは自分のペースをつかみ、無理なく勉強を進めるために筆者が受験生時代に実践した方法を紹介します!

 

勉強内容を記録する

自分のペースを知りたいな、という人は、まずは3~5日間ほどいつもよりも気合を入れて勉強をしてみて、その内容をノートやスマホのアプリで記録してみるとよいでしょう。机に座って勉強する用意が整った時点から、食事や集中力の低下などにより勉強を中断し、再び勉強を再開するまでを1セットとします。そのセットの開始時間と終了時間、開始から終了までに勉強した内容(教科名や教材名)をノートやアプリに記録します。そして、1日の終わりにその日の総勉強時間を計算します。

 

筆者はスマホのアプリを使って毎日の勉強を記録していました!

 

これを3~5日程記録すると、1セットの集中力が続く時間や1日の勉強時間の限界量、適切な休憩量など様々な事が見えてきます。ここで大切なのは、1セットの長さや1日の勉強時間の最大値を知ることではありません。この章のはじめにも書いたように、受験勉強では同じくらいの強度の勉強を継続する方が効率が良いので1セット毎の勉強時間が大体一致するセットを3セット程続けられる適切なセットの長さや、2~3日程勉強量が同じ日が続く適切な1日の総勉強時間を知ることが大切です。他にも集中力が持続しやすい時間帯なども分かります。こうして得た自分にとって最適なペースを守って勉強を進めると良いでしょう。

 

筆者の場合、1セットの勉強時間を1時間、休憩時間を15分、1日の総勉強時間を9~10時間ほどに設定していました。調子が良い日はこのペース以上に勉強を進めたくなりますが、ペースを破ってしまうと疲れてしまい、次のセットや翌日の集中力が下がってしまうので必ず1時間に1度は休憩を入れていました。また、集中が続きやすい午前中と夜は苦手な数学や物理を、あまり集中できずに勉強が嫌になりやすい午後は図書館や塾の自習室など快適なスペースに移動して得意な英語や好きな化学の勉強をしていました。

 

1冊の参考書をやりこむ

大学受験の参考書はかなり充実しており、上手く活用すれば受験勉強において強力な武器となります。ここで大切なことは、一つの参考書を徹底的にやりこむことです。

 

常に不安との闘いとも言える大学受験においては、他人が使っている参考書が良書に見えがちです。しかし、一定以上の評価を得ている参考書は、解説やアプローチの仕方は違えど内容はほとんど同じです。そのため、同じ分野の参考書を何冊も買っては中途半端に手を付けるよりも、自分が気に入った1冊をとことんやりこむ方が圧倒的に効率が良いと言えるでしょう。他人のものが気になる気持ちは分かりますが、自分の使っている参考書を信じて、ボロボロになるまで徹底的にやりこみましょう!

 

筆者の場合、理系科目の問題集は分野ごとに1冊に絞り、問題の横にやった日の日付とその問題が解けたかどうかを書き込み、間違えた問題は解答やノートにその箇所を書いてどこが分からなかったのかを記録しておきました。それを半年ほどかけて3周位やりこみました。

 

 

また、どうしてもこの参考書は自分には合わないと思った場合は、やみくもに進めるよりも思い切って違う参考書に変えた方が良い場合もありますが、2~3冊買ってみてどれも合わないなと思った場合はあきらめてその中で一番マシだと思える1冊を信じてやりこみましょう。

 

Part 2に続きます!

Profile

所属:工学部化学・生物工学科分子化学工学コース3年生

出身地:愛知県