はじめに
みなさん、お久しぶりです。文学部2年の矢部です。新学期が始まって早2ヶ月が経ちました。
この春から大学生になったみなさん、新生活にはもう慣れたでしょうか。日々の授業にもうすっかり慣れて、バイトやサークルに精を出している人もいれば、いまいち馴染めずにストレスを抱えていたり、漠然とした不安を抱えていたりする人もいると思います。そうした人たちに向けては近いうちに記事を出そうと思っています。また五月病に関する小林さんの記事も役に立つと思いますので、まだ読んでいない人はぜひ参考にしてみてください。
さて、今回の記事は主に受験生に向けたものですが、そうでない方々も時間があれば読んでみてください。また、自分自身も気を引き締めていきたいという思いで書いています。
なぜ6月は気が抜けてしまうのか
多くの人にとって新学期はモチベーションがピークに達する瞬間だと思います。それは新たな環境への期待であったり、春休みに息抜きを満喫したことで気を引き締めようとしようとする思いであったりと、年度のスタート地点として色々目標を立てたりすることでモチベが高まるわけで、ゴールデンウイークで少しまた休憩期間を挟むことで、5月末くらいまでは持続します。しかし6月に入ると、環境に慣れてきて日々がルーティン化し、夏休みまでも少し時間があるためか段々とモチベを保つのが難しくなっていきます。また梅雨入りすることで外出が減ったり、気温や湿度が大きく変化したりすることで、心身に不調が出やすい時期であることも、中弛みしやすい一因だと考えられます。
※今年は平年より梅雨入りがかなり遅いと予想されています。場合によっては夏期講習期間に突入しても雨の日が長く続くかもしれません。
差をつけられる時期でもある
6月は多くの人が中弛みするからこそ、有意義に過ごすことができればものすごく差をつけられる時期でもあります。受験生であれば新学期やGW、夏休みは当然勉強しているので差をつけるのはなかなか難しいですが、ここでひと踏ん張りすれば大きなアドバンテージになるので、自身の目標を再確認したり、モチベを維持できる環境に身を置くなどしたりして、この6月、いったん頑張ってみましょう。もちろん、夏休みのために一度ペースを落として、少し休息を取るというのも一つの手です。ただし、雨で気が乗らないからなんとなく勉強量を減らしたりゴロゴロしたりするのではなく、計画的に休みを増やし、一定の勉強量は保つようにしましょう。
具体的な6月の勉強の進め方
この6月の間に終わらせておきたいことはまず、基礎の完成です。特に英数のような積み重ねが大切な科目は、基礎ができていないと直前に詰め込んだとしてもモノになりません。予備校などで夏期講習を受講する人の多くは、2次試験を見据えた講座を取ると思いますので、その下地としても基礎を身につけることは重要です。また夏休みに2次試験対策に大きく時間を割く人が多いと思うので、今のうちに少し共通テスト対策もしておきましょう。どうせ直前になれば対策するし、2次対策をしていればおのずと共通テストも得点できるだろうと考える人は多いですが、よほど適応力が高い人を除いて、共通テストには専用の対策が必要です。
例えば英語。多くの国公立の2次試験ではもちろんある程度の時間の制約はあるものの、基本的には英文をしっかり精査し、丁寧に回答をまとめ上げる精読力が求められます。一方共通テストでは、膨大な量の英文を読んで厳しい時間制限の中で回答する速読力、情報処理能力が要求されます。国公立の2次試験対策ばかりやっていると、「読めるのに時間が足りない」という事態に陥ってしまいます。1月の同日模試を受験した人たちは実感していると思いますが、半年ちょっと経ったらあの試験を難なくある程度の得点率でこなさなければいけないということを、改めて認識しましょう。基礎の完成を確認する指標としても、共通テストは役に立ちます。その際、時間を正確に測って解く必要はありません。確認したいのはあくまで共通テストレベルの問題を解けるようになっているかどうかであって、時間内に解けるようになっている必要は現状ありません。目安として時間無制限で8割以上取れるようになることを各科目で目指してください。それが達成できない科目については、まだまだ基礎が固まっていないと考えられます。
雨の日が続いた時に注意して欲しいこと
先ほど触れたように、梅雨入りはまだまだ先と予想されていますが、今後雨の日が続いた時にみなさんに意識して欲しいことがいくつかあります。
まずは湿気対策で、外出の際は傘はもちろん、参考書等が濡れないように対策をして持ち運んでください。濡れてしなしなになった参考書、考えるだけでモチベが下がります。そして思わぬ水たまりに足を突っ込んだ時のために、替えの靴下も持っておきましょう。僕は高3の時、自習室に向かう途中で靴下までびしょ濡れになり、そのまま何時間と勉強するのが嫌だったので家に帰ってしまったことがあります。そんなのは時間の無駄ですから、できる対策をしておきましょう。
また、適度な運動を取り入れることを意識してみてください。梅雨の時期は曇りの日が続き、普段日光を浴びることで得られる「幸せホルモン」の一種であるセロトニンが分泌されにくくなっています。しかし適度な運動をすることでもセロトニンが分泌されるため、室内で軽く運動したり、自習室やカフェ、図書館などに積極的に出かけたりして、運動不足にならないよう心がけましょう。最近名古屋圏ではWi-Fi・電源完備の無人カフェ(名前は出せませんが)なども増えてきており、自分も今そこでこの記事を書いています(笑)。またこうした外部施設の多くは冷房が効いていてジメジメからも解放されるので、一石二鳥です。雨の日こそ、外で勉強しましょう。
おわりに
いかがでしたか。今一度頑張ろうという気持ちになった人が1人でもいれば幸いです。自分も夏休み期間中にいくつか資格試験があるので、それに向けてこの6月頑張っていこうと思います。暑い日が続き、これからジメジメした日も続くと思いますが、一緒に頑張っていきましょう。
Profile
所属:文学部2年生
出身地:神奈川県
出身校:攻玉社高等学校