名大生ボイス

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受験勉強法

2023.09.25

  • 受験勉強法

文学部推薦入試のあれこれ①〔文学部推薦って?〕

はじめに

久しぶりの執筆となってしまいました、文学部1年の平松優里です。中高生のみなさんは2学期が始まっていることかと思います。私たち名大生の夏休みは9月いっぱいまであるので、楽しいことも貴重な経験も、いろいろなことをしたいと思っています。
さて、これから名大文学部の推薦入試体験談を書いていきます。名古屋大学に興味がある方、名古屋大学に限らず推薦での受験を考えている方、まだ志望校が決まっていない方にも読んでいただけると嬉しいです。そして、進学先や大学生活について考えるきっかけや受験へのモチベーションにしていただければと思います。私も受験期は名大生ボイスに大いに救われていました。時には頭を休めて、大学生になった自分を妄想してみてください!

 

大学で、何する?

名大文学部の推薦入試について、受験してよかった点を先に挙げます。
それは、大学で何をしたいかを、入学前の高校生のうちにじっくり考えることができ、大学入学直後からさまざまなことに挑戦できていることです。
勉強で精一杯になり、進学したい学部も定まらない人も多いかと思います。学部は決まっていても、何のためにそれを学ぶのか、具体的にどんなことをしていきたいか、しっかり考えられている人は少ないのではないのでしょうか。私もそのうちの一人でした。しかし、推薦入試を受けるぞ!と心に決めてからは、自分自身と向き合ってたくさん考えました。推薦入試では、明確にやりたいことがあって、熱意をもってそれを語れる人が求められています。一般入試にはないよさはそこにあると思います。私は、文学部で何をしたいかは、推薦入試を受けることにしてから考え始めました。もちろん、すでに明確に決まっているという人は推薦入試に最適ですが、そうでない人も、大学生活を考えるよい機会になるはずです。

 

選抜方法

では、具体的にどんな入試なのか、説明していきます。
文学部の学校推薦型選抜は、名大で唯一、共通テストを課さない形式です。そのため、11月下旬頃に試験が行われます。第一次選考は書類選考で、約30人が通過します。そして、第二次選考では、小論文試験と面接が行われます。その後、12月上旬頃に合格者が発表されます。合格者は約15人です。私はこれを初めて聞いた時、全国の高校3年生の中で自分がその15人に入るわけない…と絶望しました。でも諦めなければ叶いました!
書類選考は、担任の先生や校長先生が用意してくださる推薦書や調査書(これまでの成績や人物像などが記載された書類)と、自分で書く志願理由書から判断されます。つまり、私たちの実力が試されるのは志願理由書というわけです。これは、入学したらどんなことを学びたいかを600字程度、人文学に関わる本を読んだうえでの意見を800字程度で書きます。
小論文は、英語で書かれた文章を読み、下線部訳や要約の後、自分の意見を日本語600字以内で答えます。私が受験した当時は、試験時間は2時間でした。(コロナ禍前は3時間だったようです。)
面接は、自分の学びたいことを5分でプレゼンし、10分ほど質問に答えます。プレゼンといっても、資料やパワーポイントなどは使ってはいけないので、口で話すだけです。面接官は3人でした。
それぞれについて詳しくは、今後の記事の中で、私の体験談として説明する予定です。
また、選抜方法の詳細は、名古屋大学受験生応援サイトから募集要項を見てみてください!
https://www.nagoya-u.ac.jp/admissions/exam/us-exam/cat1/index.html

 

おわりに

今回は、文学部推薦入試の基本的なことをお伝えしました。今後の記事では、もっと個人的で細かい体験談も書いていこうと考えていますので、読んでいただけると嬉しいです。
また、大学内で撮った写真を1つの記事につき3枚ずつ載せていくので、そちらもお楽しみに!

 

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初めて名大に来たときに興奮気味で撮った写真

 

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豊田講堂と芝生

 

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近くから見た豊田講堂

Profile

所属:文学部1年生

出身地:愛知県

出身校:愛知県立安城東高等学校