
総長っていったい何をしているのか、疑問に思っている皆さんも大勢いるかと思います。ここでは、私が日々取り組んでいる仕事やその中で感じたことなどを、自由闊達に紹介していこうと思っています。
7月5日
早朝に羽田に到着、名古屋に帰らずにそのまま品川経由で豊橋に向かいました。
豊橋では、午後11時スタートの全学同窓会東三河支部総会に出席です。東三河支部は昨年できた国内で一番新しい支部になります。
事業報告・会計報告などがあった総会の後、講演会がありました。中身ですが、本学が新城市などで展開しているミライバレーコンソーシアムなどについて本学未来社会創造機構の吉川正特任准教授から、そして新城市が掲げている未来についての3つのトライ(市長がラガーマンなので「トライ」だそうです)について下江洋行新城市長から、二つの講演が続けてありました。その後、お二人でのパネルディスカッション。新城市、市域の大部分が奥三河の中山間地でありながら、新東名高速道路も通っていて新たな産業誘致も進んでおり、可能性に満ちているように感じました。
写真撮影などの後は、懇親会です。今回は、神野吾郎豊橋商工会議所会頭・サーラエナジー会長・サーラコーポレーション社長、豊橋技術科学大学若原昭浩学長ら来賓、さらに時習館高校の牧野昌子校長や、安達道行東三河支部長らと同じテーブルでした。牧野校長は本学同窓生で、時習館初の女性校長です。牧野校長からは、名大との包括的な連携を強く望まれました。是非前向きに考えたいと思っています。時習館はいよいよ中学が開校、六年一貫教育がスタートしました。国際バカロレアを義務付けていくようで、高校も含めて国際化を進めていきたいという強いお考えでした。名大にもどんどんと学生を送っていただきたいですね。
東三河支部総会、今回は50名を超える参加で、若い方も多くて賑やかでした。新しい支部ですが、安達支部長を先頭にさまざまなイベントを展開、これからの活動、楽しみにしています。
午後2時半前には終了、寝不足で少しふらつきながら帰宅の途につきました。
7月4日②
昼食を昨日の夕食会と同じ場所でいただいて、一旦、ゲストハウスに帰り、少し休憩、1時半にはUPLB執行部のみなさんと一緒に、卒業式の会場入りしました。
会場の体育館はクーラーがなく、入場に備えて会場の後ろで待っている間は本当に蒸し暑かったです。私以外は全員、マニラ麻を使った現地の正装、とても通気性の良い、涼しそうな服を着ていました。
それに引き換え、私は名大が普段使っているアカデミックガウンで、とても夏仕様とは言えない代物です。
3000人を超える学生が詰めかけた会場、2時頃から、学部ごとに教職員が入場です。全員ではないようですが、一人一人名前を呼ばれ、人気の先生には大きな拍手が送られていました。これが延々と続き、我々ゲスト、執行部の番が来るまで30分以上待たされました。入場の全ての最後が私になります。中央の花道を一人で行進するのは、少し恥ずかしいものでしたが、学生が歓声をくれたので、気持ちが盛り上がってきました。
私が壇上に上がると、入場は終了、入り口から国旗と大学の旗を持った大学の士官候補生(ミリタリートレーニングがあるようです)の方5名がライフル銃を携えてやってきて、壇上にあがり、傍に設置して退場、日本の大学ではなかなか見られない光景です。
ここまで時間がかかったのですが、ここからはMCもなく、一気に進みました。まずアグルピス委員長の挨拶、カマチョ学長による挨拶とゲストの私の紹介、それから私の祝辞です。
明るくノリの良い学生たちですが、さらに盛り上げるために、最初の方で学生を立たせて、拍手と歓声を先生や両親、友人、そして自分自身に送ってもらったのが成功でした。少し話は長くなってしまったのですが、よく聴いてくれて反応もとても良かったと思います。話の中身はなかなか残らないでしょうが、日本の名古屋からゲストが来ていたことを覚えていてもらえると嬉しいですね。
執行部の皆さんにも好評でした。もちろん悪くいうはずもないでしょうが。
私のゲストスピーチが終わると、そこからは、3000名、全学生に卒業証を一人ずつ手渡しです。ビックリですね。MCが名前と成績(優秀、優良など)を述べて、ヒメネス機構長、カマチョ学長と握手をして受け取って行きます。流れ作業とはいえ、これが夜8時頃まで、5時間ほども続くというのですから、本当に大変です。
私は、アグルピス委員長と早々に抜け出して、会場裏の控室へ向かいました。ここはクーラーが効いていて、軽食も用意されているなど、5時間の長丁場中、各々休憩をとることができるようです。ヒメネス機構長やカマチョ学長も途中で副学長らに任せて抜け出してきていました。
そこで少し休憩した後、車で空港に直行、夜便で羽田に帰りました。飛行時間3.5時間で、朝5時に到着、ほとんど寝る暇がないのが辛かったです。短い飛行時間も良し悪しですね。


(Media and Communication Office, University of the Philippines Los Baños)
7月4日①
本日、午前中は、CHEDのアグルピス委員長、ヒメネス機構長、カマチョ学長らとの懇談です。アグルピス委員長は、フィリピン大学ロス・バニョス校(UPLB)の卒業生ですが、現在は高等教育の予算を一手に握り、大統領と直通で報告をあげる大臣級のポジションにある偉い方になります。なんでも国内で対象としている大学は2000もあるとのこと、びっくりです。
今回のお題は4つ、1つ目がCHEDの奨学金をアジアサテライトキャンパスをはじめとする名古屋大学への支援に使わせてもらえないかです。フィリピン大学でもまだまだ教員の多くは博士号を持っておらず、そこを増やすことをCHEDは目指しているそうで、まさにアジアサテライトキャンパスにぴったりです。ただ、重点10分野を定めていて、例えば農業、半導体などですが、そこにマッチしないと難しいとのこと、日本の重点17分野と似ていますね。なかなか基礎科学や文系をサポートしてもらうことは簡単ではありません。
2つ目は、UPLBと約束しているデュアル・ディグリープログラム、こちらはまず学内の一つの研究科が手を挙げてくれているようなので、上手くスタートできそうです。
3つ目がUPと名大による第二回のフォーラム、昨年は本学でやりましたので、今回はUPLBで行います。また秋にはUPLB訪問です。
最後は、これまでアジアサテライトキャンパスで学生が使ってきた研究機器などを集約する施設の設置について。こちらはJICAの補助金を得られないか、トライしているとのことでした。

(Media and Communication Office, University of the Philippines Los Baños)
7月3日
今日からフィリピン出張です。二週間で3カ国、なかなかタフな日程となりました。今回は、フィリピン大学ロス・バニョス校(UPLB)の卒業式で祝辞を述べるのが目的です。
行きは中部からマニラまでダイレクトフライトです。飛行時間は4時間ほど、ランチを食べたらもうすぐに到着、という感じでした。
空港では、ロス・バニョスのUPLB内にある本学のアジアサテライトキャンパスの職員が出迎えてくれました。フィリピンはビサはいらないのですが、入国の際にあらかじめ、オンラインでの登録が必要となっていますのでご注意を。
空港からは、マニラの南東にあるロス・バニョスまで車で移動です。フィリピンは完全に車社会なので、渋滞も結構激しく、少し時間はかかりましたが、2時間足らずで無事に到着です。ロス・バニョスとは、「お風呂」という意味で、火山があるために温泉が出る土地柄です。
学内に入ると、大学警察のパトカーが先導してくれました。招待客ということでのもてなしのようです。広大なキャンパス、というよりは森の中を抜けて、今回の宿泊は学内に本部をおいているSEARCAという国際組織のゲストハウスです。ゲストハウスに到着の前には、卒業式の会場となる体育館を視察、花を飾りつけている最中でした。会場の入り口には私の写真が乗っている大きな幕もかけられていて、顔が赤くなる思いです。今回のゲスト、ということですので、避けられません。

ゲストハウスで旅の疲れを取る暇もなく、旧知のUPLBのカマチョ学長主催の夕食会に向かいました。大学のゲストハウスで行われた夕食会には、UPLBの学長、副学長らの他に、同窓生であるUPLBの教員や元教員たちに加えて、アジアサテライトキャンパスの修了生たち、総勢20名ほどが待ち構えていて、賑やかな会となりました。今から40年以上も前に本学で博士号を取られた方などもいらしていて、また、前回マニラで行われた同窓会支部の集まりに来てくださっていた方もお見かけするなど、同窓生の温かい出迎えに感激です。
また、途中からはフィリピン大学機構のヒメネス機構長、高等教育委員会(CHED)のアグルピス委員長らも合流し、本当に賑やかでした。
会の途中では、3人の若者による歌が披露されました。みなさんとても歌がうまくてビックリでした。最後には、全員で「上を向いて歩こう」を歌ったり、ヒメネス機構長の高橋真理子が披露されたり、2時間ほどですが賑やかで盛り沢山な夕食会となりました。
9時過ぎには宿に帰って、明日の祝辞の確認をして就寝です。だんだん緊張してきました。

(Media and Communication Office, University of the Philippines Los Baños)