7月31日①
本日からフォーラム開始です。今日は午前中、我々が宿泊しているホテルの5階にある会議スペースを使っての実施です。
今回のフォーラムは、アジアにある名古屋大学の全学同窓会海外支部と海外拠点、具体的にはウズベキスタン、フィリピン、カンボジア、ベトナム、そしてモンゴルの名古屋大学関係者が集まって、新たな連携を生み出すことを目的に行われます。それに加えて、ラオスからも同窓生が参加くださいました。
開会式に先立って、急遽モンゴル国営放送のインタビューを受けました。今回のフォーラムの意義をお伝えし、モンゴルの若い人に是非名古屋大学で学んで欲しい、と述べておきました。

フォーラムの開会式には、ゲストとしてモンゴル教育省のニャム・オチル・トモール・オチリン事務次官、日本大使館の近藤和正次席、JICAの井上勇貴次長に出席いただきました。モンゴル国立大学オチルホヤグ・ボヤンジャルガル学長も参加されたのですが、彼は同窓生ですので、ゲストとは言い切れません。
フォーラムの最初は、ガンバヤル支部長からのご挨拶、続いて私、さらにニャム・オチル事務次官、近藤次席、井上次長、そしてナランゲレル・ソドヴスレン名古屋大学名誉博士(モンゴル国立大学名誉教授)からの挨拶がありました。ナランゲレル先生は、日本法教育を名古屋大学と一緒にスタートさせた方になります。
これら一連の挨拶に続いては、国ごとに同窓会支部と海外事務所の活動報告です。
トップバッターは、名古屋大学全学同窓会を代表して、伊藤副会長からのキーノートスピーチ、続いて、モンゴル、ウズベキスタン、ベトナム、カンボジア、最後がフィリピンの順で報告がありました。海外事務所があることも手伝ってか、どこも高いレベルで同窓会が機能している様子が伺えました。

7月30日
本日からモンゴル出張です。全学同窓会モンゴル支部が中心となって企画した「名古屋大学アジア学術フォーラム」に出席するのが目的です。
モンゴルへは、中部から仁川を経由します。家を出たのが6時過ぎ、モンゴル、ウランバートルにはおよそ12時間後に到着しました。時差が1時間あるので午後5時です。
私自身は、これまでモンゴルへは少なくとも4回は来ていると思うのですが、最後は野依先生とご一緒した2019年で、今回は久々の訪問となります。
空港も新しくなっていて、以前よりもウランバートルの街からは少し遠くなったそうです。空港を出てまず驚いたのが、気候です。ひんやりとしていて、猛暑の名古屋からすると天国のようです。最近は毎日のように雨が降るとのことでしたが、到着した時は、曇ってはいましたが雨は降ってはいませんでした。
空港には、モンゴル支部のバトバヤル・ガンバヤル支部長(ちなみにモンゴル語では日本と同様に姓・名の順だそうで、今回はそれにできるだけ倣います)が迎えてくださいました。法律事務所や不動産業など、手広く事業をされている方になります。車に同乗させてもらったのですが、日本がせっかく援助の芽を育ててきたのに、最近は成果がみんな中国に奪われてしまう、と嘆いていました。例えば地下鉄です。日本のJICAの案をもとに建設することが決まったようですが、結局落札したのは中国企業とのこと、残念です。
以前と変わらないのが渋滞です。街中に近づくにつれ激しくなってきます。バイパスなどが全くないので、避けられないようです。街の周りに環状線を建設することも考えられてはいるようですが、計画は進んでいません。一方で、次々と建物は新たに建設されています。大変ですね。
途中で、「新モンゴル日馬富士学園」という看板のかかった真新しい建物が見えました。元横綱日馬富士が、日本式教育で実績のある新モンゴル高校に触発されて、学園の創設者であるジャンチブ・ガルバドラッハさんに相談して、姉妹校を設立したとのことです。
ジャンチブ・ガルバドラッハさんですが、現在は国会議員を務められています。彼自身、ASCI(アジアサテライトキャンパス学院)で博士号を取るべく、現在学んでいる現役の名大生です。現地の仕事を続けながら学べるASCIならでは、ですね。
さて、なんとか渋滞を抜けて、街の中心部にあるホテルに到着、その後はバトバヤル・ガンバヤル支部長らに招待されて夕食会に行ってきました。モンゴル側は、支部長の他に、モンゴル憲法裁判所のガンガバートル・ダシュバルバル判事、さらに2024年に国際交流貢献顕彰を差し上げたモンゴル国立大学のアマルサナー・バトボルド法学部長が駆けつけて下さいました。名大側は、私、周藤副総長、伊藤義人全学同窓会副会長、横溝大法学研究科長、山内章ASCI所長、江原宏農学国際教育研究センター長らになります。
大変楽しい会だったのですが、ちょっと意外だったのは、モンゴルといえば「肉・肉・肉」だったはずなのに、緑のサラダが多く出てきたことです。この10年ぐらいでしょうか、急激にモンゴルの方の食習慣が変わってきたようで、以前はサラダといえばポテトサラダだけだったのが、今はグリーン野菜もたくさん食べるようになったそうです。モンゴルといえば茶色の食事、というイメージ、完全に崩れました。

7月29日③
アジア法交流館から、学内のレストラン「花の木」へ移動し、名古屋大学協力会の懇親会に出席しました。
名古屋大学協力会は、名古屋大学をサポートしてくださる中小規模の企業の集まりで、会費をいただいていますが、見返りとして名古屋大学の知財の紹介や研究室との共同研究のマッチングなどのサービスを受けることができます。
この日は懇親会の前に、総会と講演会が開催されており、懇親会では「人/社会と共生する未来のモビリティ」をテーマに、工学研究科の鈴木達也教授とトヨタ自動車の福留秀樹様が登壇されました。
懇親会には、この協力会の仕掛け人である内山田トヨタ自動車相談役にもお越しいただきました。企業の皆さんにとっては、日頃なかなか話せない内山田さんとお話しできるのも特典の一つかもしれません。
昨年に比べてわずかですが加盟企業数は増えました。企業との壁をなくしていきたい名古屋大学としては、できるだけ多くの企業と連携できると、共同研究や研究の社会実装につながると思っています。今後とも、どうかよろしくお願いします。
7月29日②
ADBの支援実行委員会が終了後、国際センターから直接、アジア法交流館へ向かいました。愛知県弁護士会主催の「国際刑事裁判所(ICC)って何だろう?-世界の正義とルールを考える-」という講演会への出席とそこでの講演者、赤根智子ICC所長にご挨拶するのが目的です。赤根所長には20年ほど前、名古屋高等検察庁検事されていらっしゃる時に、教授として本学の法科大学院での教育をお願いしたことがあります。
赤根所長はまさに時の人、ICCがロシアのプーチン大統領に逮捕状を出した報復でロシアから逮捕状を出されたことはよく知られています。さらにイスラエルのネタニエフ首相への逮捕状などが理由だと思いますが、最近米国が、関係者の渡航禁止、査証(ビザ)の取り消し、ICCおよび関連機関に対する制裁の強化、他国にICCからの脱退を促す外交圧力をかけるなどを打ち出し、ICC、そして赤根所長への風当たりは強くなる一方です。
それでも講演会は学生など若い人を中心に満席で、関心の高さを窺わせました。今回の登壇者は赤根所長と岐阜大学教育学部の坂本一也教授でした。坂本さんの専門は国際法です。
途中からだったので、Q&Aセッションに参加できただけだったのですが、主に法の支配についての質問が集中していました。力の支配と法の支配の対比、また、ICCには逮捕権がないことに対する質問などがあり、後者については、締結国が協力して逮捕につながることがよくある、一旦逮捕できれば、あとは裁く権限はあるので罪を償わせることはできる、とのことでした。法はすべてのものの上にある、という理念に基づいて、この酷い状況にも声を荒げることなく、淡々と、そして時には笑みを浮かべ発言されている赤根所長、本当に素晴らしい方でした。
講演会の終了後、少しお話をさせていただく機会があったのですが、あと7ヶ月で任期が終わるそうです。その後、もしご縁があれば、名大に力を貸していただけるとありがたいと思っています。

7月29日①
本日、特に午後からは本当に目が回るスケジュールでした。
午前中に打ち合わせを5件ほどこなした後、名古屋駅近くの名古屋国際センタービルまで移動、来年行われる第60回アジア開発銀行(ADB)の年次総会、愛知・名古屋支援実行委員会に出席してきました。愛知学長懇話会を代表しての出席です。5月2日から5日にかけて行われる総会には5000人の来場が予想され、会場は熱田の名古屋国際会議場、そして隣接する名古屋学院大学、市内ホテル等を予定しています。
すでに自由闊達通信でもお知らせしたように7月8日から10日にかけて名古屋大学でプレイベントを開催しました。
これから8月には大学生開発政策コンテストの募集が始まり、学生ボランティアを秋には募集するなど、大学、そして大学生に期待するところが非常に大きいものがあるようです。ぜひ、本学を含む地域の大学生、特に国際金融などに興味のあるものには、奮って応募していただきたいと思います。
7月21日
本日も打ち合わせがてんこ盛りでした。
午後には教育研究評議会があり、夏休み前の最後が想定される、ということで終了後、暑気払いの会が豊田講堂内のユニバーサルクラブでありました。教育研究評議会ですが、急ぎの議案がある場合に備えて8月の初めに一応予定はしているのですが、おそらく休会になるだろうという読みです。
暑気払いには、機構長、総長、副総長、研究科長ら評議員、そして副総長補佐らが教員側、事務職員側からは、事務局長、部長、課長といった面々が参加です。全体で40名ほどでしょうか、なかなかに賑やかな会となり、普段話せない方々とも交流を持つことができました。
しかし暑気払いとは良く言ったもので、今日の名古屋の最高気温は39.7度、信じられない暑さです。
7月19日
本日は3連休の中日です。高蔵寺まで出かけて、インドのお祭り、ジャガンナート・ラタ・ヤットラ祭に出席してきました。世界中で行っているそうなのですが、春日井市では第4回目になります。愛知県ユニセフ協会が協力をしているので、会長としての出席です。
ジャガンナート神は、なんでも宇宙の神様ということで、世界平和、人々の絆と友情、日本・インドの文化交流を目的としたイベントとのことでした。場所は福祉の里レインボープラザ、高蔵寺の駅から車で20分ほどのところになります。
午前中は山車が出て、練り歩いたそうです。そちらには春日井市長が参加されたとのことです。
午後はレインボープラザの中でのイベント、暑い中ですがクーラーが効いていたので助かりました。
イベントに先立って、インド大使館のウメッシュ・ナウティヤル一等書記官、愛知県の川原馨副知事、春日井市の山口剛典副市長らと懇談を行いました。私からはどのようにしたらインドからの留学生を増やすことができるかお伺いしたのですが、地域ごとに高校連合のような組織があるので、そちらを活用すれば良いのではというアイデアをいただきました。
イベントの開会式では、最初に3名のダンサーの踊りがありました。その後、我々が壇上に上がって、表彰やら挨拶やらで30分ほどもかかりましたでしょうか、私からは、最近の世界は武力で物事を解決するハードパワーが幅をきかしているが、お祭りは文化の力で融和をはかるソフトパワーだ、というようなお話をしました。宇宙の神様は私の神様です、といったら大受けでした。
イベントの最後の方では皆さんが参加してのインドの踊りと盆踊り、私もインドの踊りを見様見真似で参加してみました。
今回のイベントでは、本学の学生、研究員、さらには岡崎の研究所や中部大学など地域の研究機関に所属している多くのインドの方々が参加されていて、交流することができました。皆さんとても人懐こい方ばかりでした。良い研究成果をあげてインドや日本で活躍してくれることを期待しています!


7月18日
本日は土曜日ですが、2つお仕事をこなしました。
まず午前中は、岩倉市で毎年恒例の生涯学習センターでの講演、「宇宙から来る危機」と題して1時間半、話してきました。太陽フレア、小惑星の衝突などがテーマです。
その後大学に帰って夕方からは同窓会サミットに出席です。名古屋大学には全学同窓会があります。こちらは2002年に設立されたのですが、それ以前から、各学部、場合によっては学科ごとに同窓会組織が存在していました。学部・学科の同窓会は、現在でも全学同窓会とは別に活動しています。そこで両者の間の連携をとる目的で2017年からスタートしたのがこのサミットになります。
今回も音頭役の伊藤義人全学同窓会副会長を議長に、齋藤英彦同副会長にもご出席いただき、各学部・学科代表の方々からのご意見を伺い、討論をいたしました。若い人をどのように惹きつけるのか、お金をどうやって集めるのかなど、みなさん悩みが多いようでした。そんな中、農学部の同窓会からは、寄付を呼びかけて一気に財政難を克服したという報告があり、みなさんからの注目を集めていました。
学科や学部の再編も近年あり、古巣の形が変わってしまった同窓会もある中で、どのように活動を継続し、同窓生を盛り上げていくのか、一緒に考えていきたいと思います。
7月16日
本日はケンブリッジ大学セントジョンズカレッジからの6名の短期留学生送別会及び研究発表会に出席してきました。場所はコモネになります。
まず、名大からセントジョンズカレッジに2月~3月に行ってきたメンバー6名を加えて、3名1組、4グループによるダイバーシティをテーマにした研究発表です。教育、医学、移民、AIという、それぞれの学生の専門性にある程度合わせたテーマで、両大学の学生が混じってダイバーシティについて報告をしてくれました。日英の比較など、なかなか興味深い内容が多かったです。そのあとは懇親会、両大学の学生からは、お互いの研修内容の報告もあり、和やかに進行しました。
このプログラム、東海東京財団のサポートを受けて行われています。今回も暑い中、東京から、東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社の實井智宏常務執行役員らにお越しいただきました。いつも本当にありがとうございます!

7月15日
本日は、若手アカデミーのキックオフイベントがありました。
名古屋大学を「日本一若手研究者が活躍できる大学」にしたいと思っています。そのための仕掛けの一つがこの若手アカデミーです。
大学全体で雇用している若手特任助教のYLC、若手研究者同士の分野連携の研究提案に対して支援する若手新分野創設研究ユニット(B-3)、創発研究者、若手研究者を独立した主任研究者(PI)へと成長させるT-GExの採用者など、多彩なプログラムの参加者を対象とした若手研究者の集まりが若手アカデミーになります。
キックオフでは、文科省から人材政策課人材政策推進室高橋佑也課長補佐にも出席いただき、文科省として進めている科学技術人材に関する基本政策のまとめについてお話しいただきました。
懇親会では、いくつか直接陳情を受けました。若い人の意見を直に聞ける機会は私にとっても貴重です。
今後の若手アカデミーですが、私とのランチ会、共同研究を見据えたディスカッションの会、各種トランスファラブルスキルセミナーなどのイベントを中心に、若手自身によって運営されていく予定です。期待しています!
7月11日
本日は早朝から博多に向かいました。九州大学伊都キャンパスで行われた全国七大学総合体育大会の開会式に出席するためです。
新幹線と地下鉄+JRを乗り継いで、九大学研都市という駅に着きます。博多からはおよそ30分。そこからまた車で20分近くかかって、伊都キャンパスです。山間の広大なスペースを切り開いたところで、キャンパスの中では一番低くなっているところにある椎木講堂で開会式は行われました。
この開会式、年に2回しかない七大学総長全員集合の機会です。そこで、開会式に先立って、文部科学省からも高等教育局長をはじめとして幹部の方々が来られ、最新の情報提供と意見交換がありました。高市政権の骨太の方針が定まったところなので、その話が中心でした。運営費交付金と科研費の増額がうたわれていますので、国立大学にとっては歓迎すべき内容となっています。
開会式は椎木講堂の中にあるホールで行われましたが、ここは全部解放すれば3000人入るそうです。今回は後ろを仕切った1000人ぐらいの仕様でした。とはいえ、例年のことですが、各大学限られたメンバーしか入れないので、閑散としていました。
開会式では、優勝旗の返還などに続いて、最新の成績が披露されました。金曜日にホームページで調べた段階では3位だった名古屋大学ですが、いつの間にか6位に後退、後ろには主管校の九州大学のみ、という状況で今年も厳しいですね。太鼓サークルの演奏、チアや応援団といった出し物も、九州大学らしさが出ていました。チアの人数の多さには皆さんびっくりさせられていました。また応援団の女子率の高さも際立っていました。
開会式の後は、各大学の運動部の学生も参加しての懇親会、そこで各大学の総長は、優勝への意欲を語るのですが、2003年を最後に優勝していない名古屋大学の総長としては、苦しいところでした。懇親会、我々総長は途中で抜け出して、別途ゆっくりと懇談です。七大学の総長、今年の10月で九州大学と京都大学が交代、来年の4月には東京大学と、大きく入れ替わります。お別れ会のような気分でした。
7月9日
今週の前半は、海外出張のツケが回ってきて多くの打ち合わせや会議で忙殺されました。審査員を務めている補助金の審査もあったりして忙しい毎日でした。
本日は、アジア開発銀行(ADB)日本奨学金プログラム(JSP)・コンファレンスが豊田講堂で行われ、出席してきました。国際開発研究科が中心となって行ったコンファレンスになります。
アジア開発銀行(ADB)は、日本が最大の出資国である、アジア地域を中心に持続可能な経済成長と貧困撲滅を目的とした開発金融機関です。本部はフィリピン・マニラに置かれていますが、現在の総裁は財務省出身の神田眞人氏です。
今年、名古屋・愛知はアジア競技大会、アジアパラ競技大会を迎え、多くの訪問客を想定した中で準備が進められているところですが、来年はADBの総会が開かれます。名古屋市で5月の連休の期間に、5000人が訪れるとのこと、あまり市民には知られていませんが、一大イベントです。
ADB総会のプレイベントと位置付けられた今回のコンファレンス、日本奨学金プログラム(JSP)によってADBが奨学金を出した学生たちが集う大きなイベントとなりました。来賓として財務省からは三村淳財務官、吉田昭彦東海財務局長、さらに広沢一郎名古屋市長らが参加くださいました。またADBからは、エフゲニー・ズコッフ気候変動・持続可能開発局局長、清水茂夫ADB日本理事、高橋さやか駐日代表事務所代表、ジェイコブ・ソーレンセンパートナー基金担当ディレクター、さらに笠原広基主席ファイナンシング・パートナーシップ専門官はじめ大勢の方々が参加しました。
私は午前中の開会式、天野先生による基調講演、パネルディスカッション、さらにADB幹部の皆さんとのランチまで出席して、いったん大学本部に戻り、夕方の懇親会に出席しました。開会式では、ビデオですが神田眞人ADB総裁の熱いメッセージも伝えられました。何でも神田総裁、天野先生の小学校時代の友人とのこと、天野先生によれば、神田総裁、子供時代はおとなしかったそうです。
懇親会には、バンバン・ブロジョネゴロADB研究所所長も駆けつけてくださいました。インドネシアの財務大臣を務められた方になります。
本学は、2000年からADB-JSPに国際開発研究科が参加、修士課程の学生約13名が毎年奨学金を受け取っています。これまでADB-JSPの奨学金を受けた学生が143名、その多くが国に帰り、中央銀行や省庁、さらに国際機関、NGO、大学等研究機関などを舞台に多彩な活躍を見せてくれています。本コンファレンスによって、彼女ら・彼らの活躍の一端を見せていただくことができました。
今回のコンファレンスを皮切りに、本学としてもADB総会、盛り上げていきたいと考えています。経済学研究科などではこれから準備が本格的に進められるとのこと、期待しています!


7月5日
早朝に羽田に到着、名古屋に帰らずにそのまま品川経由で豊橋に向かいました。
豊橋では、午後11時スタートの全学同窓会東三河支部総会に出席です。東三河支部は昨年できた国内で一番新しい支部になります。
事業報告・会計報告などがあった総会の後、講演会がありました。中身ですが、本学が新城市などで展開しているミライバレーコンソーシアムなどについて本学未来社会創造機構の吉川正特任准教授から、そして新城市が掲げている未来についての3つのトライ(市長がラガーマンなので「トライ」だそうです)について下江洋行新城市長から、二つの講演が続けてありました。その後、お二人でのパネルディスカッション。新城市、市域の大部分が奥三河の中山間地でありながら、新東名高速道路も通っていて新たな産業誘致も進んでおり、可能性に満ちているように感じました。
写真撮影などの後は、懇親会です。今回は、神野吾郎豊橋商工会議所会頭・サーラエナジー会長・サーラコーポレーション社長、豊橋技術科学大学若原昭浩学長ら来賓、さらに時習館高校の牧野昌子校長や、安達道行東三河支部長らと同じテーブルでした。牧野校長は本学同窓生で、時習館初の女性校長です。牧野校長からは、名大との包括的な連携を強く望まれました。是非前向きに考えたいと思っています。時習館はいよいよ中学が開校、六年一貫教育がスタートしました。国際バカロレアを義務付けていくようで、高校も含めて国際化を進めていきたいという強いお考えでした。名大にもどんどんと学生を送っていただきたいですね。
東三河支部総会、今回は50名を超える参加で、若い方も多くて賑やかでした。新しい支部ですが、安達支部長を先頭にさまざまなイベントを展開、これからの活動、楽しみにしています。
午後2時半前には終了、寝不足で少しふらつきながら帰宅の途につきました。
7月4日②
昼食を昨日の夕食会と同じ場所でいただいて、一旦、ゲストハウスに帰り、少し休憩、1時半にはUPLB執行部のみなさんと一緒に、卒業式の会場入りしました。
会場の体育館はクーラーがなく、入場に備えて会場の後ろで待っている間は本当に蒸し暑かったです。私以外は全員、マニラ麻を使った現地の正装、とても通気性の良い、涼しそうな服を着ていました。
それに引き換え、私は名大が普段使っているアカデミックガウンで、とても夏仕様とは言えない代物です。
3000人を超える学生が詰めかけた会場、2時頃から、学部ごとに教職員が入場です。全員ではないようですが、一人一人名前を呼ばれ、人気の先生には大きな拍手が送られていました。これが延々と続き、我々ゲスト、執行部の番が来るまで30分以上待たされました。入場の全ての最後が私になります。中央の花道を一人で行進するのは、少し恥ずかしいものでしたが、学生が歓声をくれたので、気持ちが盛り上がってきました。
私が壇上に上がると、入場は終了、入り口から国旗と大学の旗を持った大学の士官候補生(ミリタリートレーニングがあるようです)の方5名がライフル銃を携えてやってきて、壇上にあがり、傍に設置して退場、日本の大学ではなかなか見られない光景です。
ここまで時間がかかったのですが、ここからはMCもなく、一気に進みました。まずアグルピス委員長の挨拶、カマチョ学長による挨拶とゲストの私の紹介、それから私の祝辞です。
明るくノリの良い学生たちですが、さらに盛り上げるために、最初の方で学生を立たせて、拍手と歓声を先生や両親、友人、そして自分自身に送ってもらったのが成功でした。少し話は長くなってしまったのですが、よく聴いてくれて反応もとても良かったと思います。話の中身はなかなか残らないでしょうが、日本の名古屋からゲストが来ていたことを覚えていてもらえると嬉しいですね。
執行部の皆さんにも好評でした。もちろん悪くいうはずもないでしょうが。
私のゲストスピーチが終わると、そこからは、3000名、全学生に卒業証を一人ずつ手渡しです。ビックリですね。MCが名前と成績(優秀、優良など)を述べて、ヒメネス機構長、カマチョ学長と握手をして受け取って行きます。流れ作業とはいえ、これが夜8時頃まで、5時間ほども続くというのですから、本当に大変です。
私は、アグルピス委員長と早々に抜け出して、会場裏の控室へ向かいました。ここはクーラーが効いていて、軽食も用意されているなど、5時間の長丁場中、各々休憩をとることができるようです。ヒメネス機構長やカマチョ学長も途中で副学長らに任せて抜け出してきていました。
そこで少し休憩した後、車で空港に直行、夜便で羽田に帰りました。飛行時間3.5時間で、朝5時に到着、ほとんど寝る暇がないのが辛かったです。短い飛行時間も良し悪しですね。


(Media and Communication Office, University of the Philippines Los Baños)
7月4日①
本日、午前中は、CHEDのアグルピス委員長、ヒメネス機構長、カマチョ学長らとの懇談です。アグルピス委員長は、フィリピン大学ロス・バニョス校(UPLB)の卒業生ですが、現在は高等教育の予算を一手に握り、大統領と直通で報告をあげる大臣級のポジションにある偉い方になります。なんでも国内で対象としている大学は2000もあるとのこと、びっくりです。
今回のお題は4つ、1つ目がCHEDの奨学金をアジアサテライトキャンパスをはじめとする名古屋大学への支援に使わせてもらえないかです。フィリピン大学でもまだまだ教員の多くは博士号を持っておらず、そこを増やすことをCHEDは目指しているそうで、まさにアジアサテライトキャンパスにぴったりです。ただ、重点10分野を定めていて、例えば農業、半導体などですが、そこにマッチしないと難しいとのこと、日本の重点17分野と似ていますね。なかなか基礎科学や文系をサポートしてもらうことは簡単ではありません。
2つ目は、UPLBと約束しているデュアル・ディグリープログラム、こちらはまず学内の一つの研究科が手を挙げてくれているようなので、上手くスタートできそうです。
3つ目がUPと名大による第二回のフォーラム、昨年は本学でやりましたので、今回はUPLBで行います。また秋にはUPLB訪問です。
最後は、これまでアジアサテライトキャンパスで学生が使ってきた研究機器などを集約する施設の設置について。こちらはJICAの補助金を得られないか、トライしているとのことでした。

(Media and Communication Office, University of the Philippines Los Baños)
7月3日
今日からフィリピン出張です。二週間で3カ国、なかなかタフな日程となりました。今回は、フィリピン大学ロス・バニョス校(UPLB)の卒業式で祝辞を述べるのが目的です。
行きは中部からマニラまでダイレクトフライトです。飛行時間は4時間ほど、ランチを食べたらもうすぐに到着、という感じでした。
空港では、ロス・バニョスのUPLB内にある本学のアジアサテライトキャンパスの職員が出迎えてくれました。フィリピンはビサはいらないのですが、入国の際にあらかじめ、オンラインでの登録が必要となっていますのでご注意を。
空港からは、マニラの南東にあるロス・バニョスまで車で移動です。フィリピンは完全に車社会なので、渋滞も結構激しく、少し時間はかかりましたが、2時間足らずで無事に到着です。ロス・バニョスとは、「お風呂」という意味で、火山があるために温泉が出る土地柄です。
学内に入ると、大学警察のパトカーが先導してくれました。招待客ということでのもてなしのようです。広大なキャンパス、というよりは森の中を抜けて、今回の宿泊は学内に本部をおいているSEARCAという国際組織のゲストハウスです。ゲストハウスに到着の前には、卒業式の会場となる体育館を視察、花を飾りつけている最中でした。会場の入り口には私の写真が乗っている大きな幕もかけられていて、顔が赤くなる思いです。今回のゲスト、ということですので、避けられません。

ゲストハウスで旅の疲れを取る暇もなく、旧知のUPLBのカマチョ学長主催の夕食会に向かいました。大学のゲストハウスで行われた夕食会には、UPLBの学長、副学長らの他に、同窓生であるUPLBの教員や元教員たちに加えて、アジアサテライトキャンパスの修了生たち、総勢20名ほどが待ち構えていて、賑やかな会となりました。今から40年以上も前に本学で博士号を取られた方などもいらしていて、また、前回マニラで行われた同窓会支部の集まりに来てくださっていた方もお見かけするなど、同窓生の温かい出迎えに感激です。
また、途中からはフィリピン大学機構のヒメネス機構長、高等教育委員会(CHED)のアグルピス委員長らも合流し、本当に賑やかでした。
会の途中では、3人の若者による歌が披露されました。みなさんとても歌がうまくてビックリでした。最後には、全員で「上を向いて歩こう」を歌ったり、ヒメネス機構長の高橋真理子が披露されたり、2時間ほどですが賑やかで盛り沢山な夕食会となりました。
9時過ぎには宿に帰って、明日の祝辞の確認をして就寝です。だんだん緊張してきました。

(Media and Communication Office, University of the Philippines Los Baños)