2026.08.27
学校推薦型選抜とは
こんにちは。今回は名古屋大学の学校推薦型選抜についてご紹介します。
名古屋大学の推薦入試には「総合型選抜(理学部)」、「共通テストを課さない学校推薦型選抜(文学部)」、「共通テストを課す学校推薦型選抜(文学部以外)」の大きく分けて三種類の方法があります。今回は「共通テストを課す学校推薦型選抜」について、経験談とともにお話ししていきます。
学校推薦型選抜の概要
学校推薦型選抜とは学部に対する明確な志向と勉学の熱意を持ち、学習成績・人物ともに優れた人材を選抜するためのものです。高校側から、優れた人物だと推薦してもらって受ける選抜であるため、学部学科によっては学校から推薦できる人数に制限があります。
基礎的学力を評価するために共通テストと調査票の提出が課され、意欲や熱意の評価のため面接や小論文などの試験が課されています。
一般選抜と異なる点としては、面接や提出書類にて今までの経験や実績から学習への意欲をアピールすることができる点と、個別学力検査が免除される点があげられます。共通テストが得意、または志望学部の分野に関する経験や実績が豊富な方に適した選抜方法です。
学校推薦型選抜の募集人員は学部により様々ですが、学校推薦型選抜と一般選抜の比率がおよそ1:3の学部もあり、ごく少数というわけではありません。そのためすごい資格や実績がなくとも、共通テストの点数によっては合格を狙うことが可能です。
推薦選抜の前に、不合格になった場合に備えて一般選抜の出願を併願で出すことができるため、不合格になった場合も一般選抜を受験することができます。扱いはもちろん他の受検者と同等で、マイナスにはなりません。
選抜内容
学校推薦型選抜は、基本的に二段階で選抜が行われます。
一次選考は、書類選考です。志望理由書、推薦書、調査書、任意提出書類、共通テストの成績から選考されます。
志望理由書は受験者自身が志望理由を綴るもので、推薦書は担任の先生などに作成していただくものです。任意提出書類では、コンクール出場など学部分野に関する実績や英語力を示す試験のスコアなどを提出することができ、活動の経験や実績をアピールすることができます。
二次選考は学部により様々で、面接や口頭試問、小論文により選考されます。ただし面接といっても志望動機などの質問だけではありません。学部に関する知識が必要とされる質問がなされる学部もあるため対策が必要です。詳しくは後に載せているリンクから過去問・問題例を確認してみてください。
法学部、理学部、農学部は少し選考方法が特殊なようです。
法学部では書類選考にて、面接を免除された合格者が約30名決定され、ここで合格とならなかった者から面接選考進出者が選考されます。その後面接選考でさらに約15名の合格者が決定されます。
理学部、農学部では2次選考が行われず、書類選考のみで合格者が決定されます。
選抜の流れ
ざっくりと下記のような流れで選抜が進みます。(令和9年度募集要項より)
(検定料の納入や入学手続きなど、この他の手続きもありますので実際に受験する際は募集要項を必ず確認してください。)
・共通テスト 1月16日・17日
・出願期間 1月19日~1月22日
・一次選考結果 2月5日
・二次選考 2月8日
・合格発表 2月10日
ご覧の通り、出願期間は共通テストの直後に設定されています。そのため自己採点結果を踏まえて出願を検討することができます。過去の合格者得点率と比較して出願するか否かを決定します。ただし、共通テスト直後での出願のため、共通テスト前に志望理由書や推薦書をあらかじめ作成しておく必要があります。少なからず準備に時間を確保する必要があるため、出願を目指すかどうかを模試の結果などから事前に検討しておく必要があります。
また、一次選考結果発表と二次選考実施の間隔も短いです。つまり、一次選考の結果が出る前から二次選考の対策をしておく必要があります。この対策は志望理由書の準備時間よりもはるかにたくさんの時間が必要になります。情報学部は面接のみだったため、出願を決定してから面接練習を始めましたが、自分の得意不得意に応じていつから二次試験の対策を始めるべきかを考えておくと良いと思います。
学校推薦型選抜は個別学力検査が免除されるため、共通テストの方が得意な受験生にはかなり魅力的な選考方法です。ただし、推薦特有の選抜対策が必要になるため勉強時間が削られるというリスクがあります。推薦対策をしている間にも推薦を受けない受験生は勉強をしているわけなのでその分遅れをとることになってしまいます。
参考リンク
名古屋大学受験生応援サイトから選抜に関する情報を得ることができます。
入試情報を知りたい | 名古屋大学 受験生応援サイト | NU START GUIDE
上記リンクから、
- 学校推薦型選抜募集要項
- 提出書類様式一覧
- 二次選考の問題例、面接の質問内容例
- 入試日程
- 受検上の配慮申請
について確認することができます。
情報学部自然情報学科の面接内容や対策については「情報学部自然情報学科ってどんなところ? Part1」にて記載しておりますので、良ければこちらも併せてご覧ください。
さいごに
以上が学校推薦型選抜についてのご紹介になります。受験方式の選択も合格のための戦略の一つです。個別学力検査が免除されるメリットが大きいか、面接や小論文が課されるデメリットが大きいか、皆さんの得意不得意や過去問、合格状況を確認し推薦選抜を利用するかどうかを検討してみてください。最後までお読みいただきありがとうございました。
Profile
所属:情報学部自然情報学科4年
出身地:三重県