9月30日
今日は、午前中は文科省へ行って情報交換をさせてもらいました。
昼前には雨模様の東京を出て名大に帰りました。良い天気だったのには少しびっくりです。東京は、雨の連続記録を更新中とのことでした。
さて、14時からはモントリオール理工科大学のモード・コーアン学長、ピエール・ラングロア国際担当副学長、またアジアの国際交流担当のデルフィン・ジュレンさんの表敬訪問を受けました。
工学系の単科大学なのですが、モントリオール大学のキャンパスに同居していて、モントリオール大学の工学部的な役割を担いながらも、独立した大学とのことでした。
本学の工学部からは、毎年モントリオール理工科大学のサマー/ウィンター・リサーチ・インターンシップ・プログラム
に合計2名の枠をいただいており、奨学給付を受けながら学生がプログラムに参加しています。先方からは、本学のNUPACEという学期単位で滞在するプログラムに毎年学生を派遣、またJUACEPという日本・米国・カナダの教育交流プログラムを利用して学生を送ってもらっています。
今後は、自動車工学、先端材料、ロボティックスなどの分野でさらに連携を深めたい、ということで、表敬の後は関連する研究室を見学する予定となっているとのことでした。
これからの連携、よろしくお願いします。


NUPACE
JUACEP
9月29日
本日もバタバタと時間が過ぎていきました。
午前中には、ウズベキスタンのサマルカンド国立大学開学606年のお祝いのビデオメッセージを録画しました。もちろん英語です。
1420年にティムール帝国第4代皇帝のミルゾ・ウルグベクが設立したイスラムの学校マドラサに源流を持つということでの606年です。日本で言えば、室町時代。応仁の乱よりも50年近く前になります。すごい伝統ですね。
午後には、オンラインで東海機構の運営方針会議があり、その後、東急ホテルまで移動して、中華人民共和国駐名古屋総領事館主催の祝賀レセプションに行ってきました。
毎年開催されるのですが、今回は、ピンポン外交55周年ということでのお祝いでした。55年前に、名古屋で卓球の世界選手権が行われ、そこでアメリカ選手団の中国への招待が実現、その後ニクソン大統領の訪中に繋がったという出来事がピンポン外交です。名古屋での世界選手権、文化大革命を経ての中国の3大会ぶり参加実現には、日本の関係者の尽力があったことも知られています。
おりしもアジア競技大会開催中です。祝賀レセプションには、バトミントンの混合ダブルスの銅メダルのお二人も参加されていました。男性の馮選手の背が高いのにびっくりです。最初はバレーボール選手かと思いました。195cmだそうです。
今回の出席の目的は、昨年本学を訪問いただいた楊総領事にお目にかかって、お礼を申し上げることでした。その際には、楊総領事から、中国側が旅費を支援する雲南省での学生研修について、5名の枠を名大に、そして5名を岐阜大につけるというお話をいただき、5名の学生の訪問につながりました。ありがとうございます。
今年は政治的に難しい状況もあり、この研修自体がなかったとのことですが、相互理解のためにも学生交流などは復活することを願っています。
9月25日
本日は、午前中に秋季卒業式が豊田講堂でありました。
秋入学の留学生が中心の秋季卒業式、今回は、学部56人、大学院博士前期課程(修士課程)113名、博士後期課程81名、合計250名の卒業生・修了生を迎えました。
全て英語で執り行われるので、私の挨拶も英語です。しかし何より難しいのが、各学部、大学院研究科の総代たちに学位記を渡すところです。皆さんのお名前、ものすごく発音が難しく、正しく発音できたかどうか全く自信がありません。違っていたらごめんなさい。
私からの挨拶では、卒業生・修了生の皆さんに、AI時代に人間にしかできないことを成し遂げる、学び続ける、挑戦し続ける、という3つのお願いをしました。
名古屋大学の卒業生・修了生として、誇りを胸に世界で活躍してください。期待しています!
なお、今回の特別ゲストは、工学研究科の修了生で投資会社などを経営する実業家として活躍されている王莉さんにお願いしました。最初に三菱自動車に就職、その後フォード、中国IBMに転職をし、そこから自身の会社を起こしたバイタリティあふれる方です。現在は上海を中心に、日本にも頻繁に来られているとのことです。スピーチでは、時間の大切さ、違ったバックグラウンドを持った人たちの間のコミュニケーションの難しさ、変化を恐れない、という3つのことを自身の経験をもとに述べられていました。留学生OGならではのスピーチ、学生の皆さんの心に残る祝辞となったのではないでしょうか。
なお、本日は中秋の名月、王さんからはお土産に月餅をいただきました。ありがとうございます。


9月24日
シルバーウィークは終わりましたが、今週は残り二日、すぐに週末ですね。
本日は、アジアサテライトキャンパス学院の修了生研究発表会が午後にありました。場所はアジア法交流館になります。
自国で公務員や大学教員などの仕事を勤めながら、オンライン等で指導を受けながら博士号を取得する国家中枢人材養成プログラム、今回は法学、医学系、国際開発、環境学の4つの研究科、ベトナム、ラオス、フィリピン、カンボジア、モンゴル5カ国から6名の方が博士号を取得されました。おめでとうございます。
今回の修了生発表会、1名はオンラインですが、5名の方は明日の卒業式に合わせて名大に来られていて、研究科長、指導教員も参加しての発表会となりました。
博士号の授与は明日、25日ですので、1日フライングですが、博士号取得、本当におめでとうございます!
今後は名古屋大学の同窓生として、大いに活躍していただくとともに、母国と本学の架け橋となっていただければ幸いです。皆さんの国でお会いできる日を楽しみにしています!
発表会は途中で抜けて、理学部B館へ向かい、YLCの発表会に出席してきました。途中からだったので、お二人の発表のうち一人しか聞けなかったのですが、神経系の難病の最新の遺伝子治療のお話でした。
9月18日
昨日と本日、中身を明かせない二つのオンラインの審査会があり、だいぶ忙しい思いをしました。特に昨日は、本日の審査会のための準備で遅くまで仕事をする羽目になりました。
さて、名古屋大学の最も優秀な博士課程の学生最大10名に与える学術奨励賞の受賞者が参加するNU3MT、3分でぎゅっと研究内容を誰にでもわかるように説明するコンテスト、10月2日の夕方、オンライン開催ですが、二週間前に当たる本日、リハーサルを行いました。参加者が全員オンラインで集まってくれて、流れを説明し、スライドの投影テストをするなど、本番を想定してのリハーサル、当日に流す音楽や効果音なども確認しました。
参加者の皆さんのプレゼンの工夫、とても楽しみにしています。本番が待ち遠しくなってきました。
なお、このイベント、毎回、担当の事務の方には大きな負担をかけてしまい、申し訳なく思っています。特に今回は、これまでずっと私と一緒に育ててきた方が先日学内で異動になって、新しい方に引き継がれてのイベントになります。初めてということで慣れない中、本当に一生懸命やってもらっています。当日、どうかよろしくお願いします。
夜はエスパシオナゴヤキャッスルでのアジア競技大会愛知・名古屋歓迎レセプションに参加してきました。遅れての参加になりましたので、挨拶の一番最後、橋本聖子日本オリンピック委員会会長のスピーチにギリギリ間に合ったところでした。さすがに国際色豊か、元アスリートの方などもたくさん参加されていて、バレーボールの三谷裕子さんがいらっしゃったので、思わず話かけてしまいました。また愛知学長懇話会で、この大会へ尽力いただいている中京大学の梅村学長と至学館大学の谷岡学長にもお会いしました。
9月19日
本日は、アジア競技大会の開会式に行ってきました。
県庁に13時20分集合だったのですが、バスが県庁を出たのは14時頃、なかなか段取り、バタバタしています。
バスが会場の瑞穂公園陸上競技場についてからもさらにバタバタです。最初入り口で入れてもらえず、競技場の周りを大きく一周して2回目もだめ、結局3回目でなんとか入ることができました。結局、会場に入る頃には15時近くになってしまいました。段取りがどうなっているのか、開会式がこれでは先がちょっと思いやられますね。
私の座席の周辺は、企業の経営者や大学の学長などが多くいらっしゃいました。ロータリークラブで講演をしたときにお会いした方々に再会できました。エリアによっては最後まで人が来なくて、それもあって「ガラガラ」と報道されたのかもしれません。
まだまだ暑いので皆さん、後ろの外周デッキの方に避難して、ネットワーキングに勤しんでいました。16時からウォームアップ・ステージとして、四郷地区棒の手保存会とINIのステージが30分ずつありました。四郷地区棒の手保存会は、豊田市のグループで、戦国時代の農民の武芸を今に伝えているとのことです。INIは大会テーマソングを歌っている男性アイドルグループになります。
だいぶ待ちくたびれた頃、18時になってようやく開会式がスタート。天皇皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻がIOC会長とともに貴賓席に入場、一気に雰囲気が盛り上がります。
開会式の詳細は割愛しますが、印象に残った点をいくつか。まず各国・地域の入場ですが、さまざまな服装にアジアの広さを感じさせます。日本や中国に大きな歓声があったのは想定内ですが、パレスチナ代表にも大きな声援が贈られていました。
また聖火リレー、最終走者は室伏広治さん、中京大の卒業生ですし順当と思いました。しかし、点灯のためにもう一人、聖火台の前で待ち構えています。誰かと思ったら、なんとお父さんの室伏重信さん。アジア大会5連覇、アジアの鉄人と呼ばれていた方ですので、これ以上の方はいらっしゃらないでしょう。親子での点灯、盛り上がりました。
葉加瀬太郎さんのバイオリンあり、歌舞伎の宙乗りあり、名古屋城が突然現れるなど、パフォーマンスは飽きさせないもので、開会式は全体として素晴らしかったと思います。
開会式の後の退場は、時間差ということでしばらく待つことになりました。続々と地下鉄に入っていくのを見て、私は地下鉄ではなく、八事まで歩いて帰りました。


9月15日
本日午前中には、NGK株式会社特別顧問で名古屋大学全学同窓会の柴田昌治会長からのご寄附の受け入れに対する感謝状贈呈式がありました。今回のご寄附は、柴田会長が1959年に日本碍子株式会社(その後、日本ガイシ、現NGK株式会社)に入社して以来、長年にわたり保有されてきた株式10万株をいただいたものになります。本学に対する寄附として、上場企業の株式の形は初めてです。
柴田会長からは、毎年の配当金を活用して、学生や研究に対する支援を中心に、大学の発展のために幅広く役立ててほしい、という温かいお言葉をいただいています。本学として、「柴田昌治基金」を設置して、大切に使わせていただきたいと考えています。
また、今回のご寄附は、2029年の本学設立90周年に向けた募金キャンペーン、「Move NExT'90」の開始にあたり、いち早くご支援いただいた象徴的なご寄附でもあります。未来社会の創造を牽引する「知のコモンズ」の実現と、次の時代を担う人材育成や研究活動を支えるための募金キャンペーンです。
ぜひ、これから同窓生の皆様、また名古屋大学関係者の皆様、よろしくお願いします。
あらためまして、今回のご寄附、柴田会長、本当にありがとうございます!
本日は、この後、東京からのお客様とランチミーティングを行ったのですが、お二方ともアジア競技大会のことを全く何も知らなかったのに、びっくりしました。期間中、ホテルが高い、ということには気づいておられたようですが、存在そのものが知られていないのは驚きです。この地域だけが盛り上がっているのですね。


9月14日
本日は朝から定例の会議である総長戦略会議、運営会議がありました。
午後最初には本山まで行って、愛知ユニセフ協会の理事・監事会でした。もうすぐ設立4周年、多くのボランティアの方々のご尽力もあり、順調に活動は広がっています。特に大府市との包括連携は非常に強力で、市が配布しているエンディングノートにも、遺贈寄付の宛先の一つとして日本ユニセフ協会を宣伝させてもらっています。ありがとうございます。
そのあとはひたすら会議、3時以降は7時頃まで5つの会議がありました。
9月13日
本日は、アジア競技大会の聖火ランナーを務めました。
場所は東山動植物園です。午前中は雨だったのですが、ちょうど聖火ランナーが走る午後は雨が上がりました。
待合場所は東山スカイタワー。そこの2階が聖火ランナーの控室になっていて、着替えや説明を受けました。今回は11名でのリレーになります。まず一つ目のサプライズは、第1走者がアイススケートの安藤美姫さん、さすがのオーラでした。私は第7走者だったのですが、私にトーチを渡す第6走者が神野悦太郎さん、本学の情報学研究科で博士をとって、名古屋大学発ベンチャー企業の代表取締役CEOをされている方です。これが二つ目のサプライズです。神野さん、本学のタイムカプセルプロジェクトPath49に関わっていて、本年の3月27日にあったイベントの司会をされていました。自由闊達通信のその日の写真に私の隣で写っています。

さて、聖火リレーですが、いろいろルールがあって大変です。まずユニフォームと靴は支給されますが、逆にそれ以外の帽子などを身につけることが許されず。ランニングスパッツは良かったのですが、私のものにはメーカーのロゴが入っていたので、そこをテープで隠されました。

トーチの受け渡しですが、千種区の聖火リレーでは奇数の走者から偶数の走者に対しては、トーチ同士で火を受け渡すトーチキス、偶数から奇数へは、トーチをそのまま渡すトーチパスになります。私は第7走者、奇数なので、6番目の神野さんからトーチをパスされて、次の方にトーチキスをすることとなります。
また、受け渡しの際には二人でポーズを取ることが推奨されています。そこで打ち合わせの時に、6番目の神野さんと8番目の方と各々考えました。結局、神野さんとはマッスルポーズ、そして8番目の方、この方は聾唖者だったのですが、彼の提案で、指を折り曲げたI love youのハンドサインのポーズを取りました。アップした写真を参照ください。

打ち合わせの後はマイクロバスに乗って移動、しばらく植物園の中で待機、時間が来たところで歩いて動物園へ移動です。
私の走行ルートは、動物園の最後から植物園の入り口までとなります。動物園から外に出て横断歩道を横切らなければいけません。
待機している間に続々と家族・知人たちがやってきました。皆さん、応援ありがとうございました。名古屋大学の広報がSNSで宣伝した効果ですね。ただ場所は事前に言えない、とのことで、見つけられなかったという方もいらっしゃいました。申し訳なかったです。
さて、待つのは長かったですが、トーチを受け取ってからはあっという間、動物園の入場ゲートのところでトーチを下げたり、少しややこしいルートでしたが、なんとか植物園まで運んで、I love youで火を渡して無事終了しました。横断歩道の信号は青でした。
その後は東山スカイタワーに全員で戻り、記念撮影をして解散、第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)に向けて気持ちが盛り上がるとともに、とても良い思い出になりました。ユニフォームと靴はいただけたので、大事に総長室で保管いたします。トーチはもらえませんでしたが…

9月11日
現地の9日は、早くも帰国の日になります。午前中は、ワークショップのまとめに参加し、午後にはレンタカーでシカゴのオヘア国際空港まで移動しました。
シカゴを夜8時に出発、サンフランシスコまで飛びました。到着は夜11時前、ここでも時差が効いています。サンフランシスコでは2時間ほどの乗り継ぎ時間で、羽田へ。到着予定時間は朝4時25分、この時間なれば、入国手続きを加味すると京浜急行と新幹線の始発にほぼピッタリと考えていました。ところが、こういう時に限って、予定より「早く」到着、羽田に着いたのは3時半、ちょっと途方に暮れる時間ですね。ちなみに、日付変更線の関係で、この時にはすでに11日になっていました。9月10日はどこに行ってしまったのでしょうか。
さて、なんとか時間を潰して、始発の新幹線で帰ってきて、名大に到着したのは朝8時過ぎ、いつもより早い時間です。一日がフルで使えます。
早速午前中には、駐日フランス大使館のグザヴィエ・ブレソ科学技術担当参事官の表敬訪問を受けました。
フランスとの関係でいえば、本学には、フランスの国立科学研究センター(CNRS)との間に、糖鎖研究に関する国際共同ラボラトリーであるIRL GlycoMIRAI研究所が設置されています。今回は、IRL GlycoMIRAIのヤン・ゲラルデル所長をはじめ、糖鎖生命コア研究所(iGCORE)の方々もご一緒でした。短い時間の懇談でしたが、ブレソ参事官、特に学生や教員の交流について強い関心をお持ちでした。ゲラルデル所長の古巣であるリール大学との交流も含め、具体的なアクションができればと思っています。
午後にはCBCテレビの番組審議会で栄に出向き、夕方には日本学術会議物理学委員会にオンラインで参加と、帰国直後でしたが盛りだくさんの1日でした。

9月8日
本日、ワークショップが開始される前に、パソコンを立ち上げて日本のニュースを見たら、「名古屋に警戒レベル5、緊急安全確保」という見出し、びっくりしました。時差のため、日本の夕方がこちらの朝になります。
名大の被害状況や、帰宅困難者のコモネへの収容などをメールで確認しました。コモネの図書館側の入り口を守っている写真などを頂いたのですが、大きな被害は出ていないとのこと、まずは心を落ち着かせることができました。とはいえ、名大ならびに名古屋のみなさんは大変な思いをされたと思います。特に事務職員の一部の方には被害状況を確認いただいたり、コモネをはじめとする避難場所の確保など、ご自身も大変な中、ご尽力をいただきました。ありがとうございます。
さて、パーデュー大学は、工学系や情報系が強いことで知られる米国トップ私立大学の一つです。今回のワークショップは、パーデュー大学の得意分野と日本側の希望を合わせて、AIが全体テーマ、個別に、半導体、宇宙、材料・ものづくり、量子、テック外交の分野について、講演とパネルディスカッションを行う、という形で進められました。
初日の今日は、AIトランスフォーメーションというセッションがあり、その後、半導体、ランチを挟んで、材料・ものづくり、テック外交、学生によるポスター発表、そしてディナーと休みなくプログラムは続きました。
ワークショップについて、一番印象に残ったのは、AIの凄まじいまでの発展と、日本と米国が共同で進めるジェネシス・ミッションへの期待でした。
AIの発展については、例えば、新しい世代では、コンピュータゲームなどのルールを自分で見つけることが可能となるなど、汎用人工知能(AGI)の時代が始まっているという話が強烈でした。あらゆる知的作業を理解、学習、そして実行できるAGI、人間は必要なくなってしまうのではないか、不安です。最近では、AIが勝手にサイバー攻撃を始めたりして、AIに人類が滅ぼされる未来を真剣に語る専門家が増えてきました。AIに倫理を教えることはできるのでしょうか。
また、フェルマーの最終定理をたった11日で形式化して、その証明を検証することにAI(Claude)が成功した、という話も出ていました。本当に圧倒的です。
ジェネシス・ミッションですが、AIを活用して科学研究や技術開発を劇的に加速させるための大型国家プロジェクトで、日米が双方5億ドル、今のレートで800億円弱を出し合って、11の重点領域を定めて進めることになっています。すでに研究の現場にも研究費が降りてきていて、ロボティックスなどの分野での日本の貢献が期待されていました。一方で、アメリカで研究している私の元学生は、AIに紐づかない研究には研究費がつかない、と嘆いていました。特に基礎研究には難しい時代かもしれません。
なお、材料・ものづくりのセッションは、本学の小橋副総長がセッションチェアーを務め、見事に取り回していました。
セッションが全て終わってからは、学生のポスターセッションとディナーです。私の出番は、ディナーでのスピーチでした。あまり堅いスピーチもと思い、ちょっとネタを仕込んで話をまとめました。なお、ディナーの前にはパーデュー大学のマスコット、パーデュー・ピートも登場して、賑やかな会となりました。マスコットとの写真をアップしておきます。一緒に写っているのは小橋副総長とNU Techの神山所長です。



9月7日
本日から米国出張です。10回目となる日米デジタルイノベーションハブワークショップ、今回は米国インディアナ州にあるパーデュー大学での開催になります。
早朝に羽田まで新幹線と京浜急行で移動、シカゴまでの直行便で12時間ほどかかって、米国に到着です。シカゴに到着すると、出発したのと同じ7日の朝に到着、時間が戻るという時差の不思議を感じます。
パーデューはシカゴから南に車で3時間ぐらい、本学を始め、東北大や広島大、経産省、外務省、さらに企業からNTTデータなど、同じ時間に到着した会議の出席者の皆さんとバスで大学に向かいました。そこでまたびっくりしたのが、シカゴとパーデューの間に1時間の時差があることです。シカゴは中部時間、パーデューは東部時間、パーデューの方が1時間進んでいるので、空港からかかった時間は3時間なのですが、時刻にすると4時間かかった計算です。帰りは2時間になります。
午後3時頃にはパーデュー大学に到着しました。宿泊とワークショップはキャンパスの中にあるパーデュー・メモリアルユニオンという建物で、移動がなくて楽です。普段は学生がたくさんいるとのことですが、本日はレイバー・デーという休日なので静かでした。夏の終わりを示す休日です。今晩はレセプションに出席して、そのまま休みました。時差がきついので、寝てもすぐに起きてしまいましたが。
9月4日
本日は夕方から、名古屋市とリトアニアの首都、ビリニュス市との姉妹都市締結の記念祝賀会に行ってきました。場所は名古屋観光ホテルです。その前に、昼過ぎには東急ホテルで第24回キャンパスベンチャーグランプリ中部の実行委員会と審査委員会の合同会議があったので、今日は名大と名古屋の中心部を行ったり来たりです。
リトアニアはバルト3国の一角、人口はわずか300万人弱、首都のビリニュスの人口は59万人とのこと。歴史的なロシアとの関係もあり、EUには加盟しているとはいうものの、政治的に難しい立ち位置の国です。杉原千畝さんの命のビザで、名前を聞いたことがある方も多いかもしれません。
本学では、理学研究科の物理の研究室がビリニュス大学のグループと研究交流を進めており、また附属高校が現地の高校と交流を行い、コロナ禍以前は現地で研修も行っていました。
今回はビリニュス市からは市長さんや副市長さんらがいらっしゃり、名古屋市の側も、広沢市長はじめ3名の副市長の皆さんもご出席され、東京からはリトアニア大使も駆けつけて、賑やかな会となりました。市長さん御一行は、この後、中部国際空港に直行してそのまま帰国の途につくとのこと、慌ただしい訪問でした。
市長とのツーショット、また、大使と名古屋市の吹上副市長(同窓生)との写真をアップします。


9月3日
本日は悲しいニュースが飛び込んできました。ノーベル化学賞を、電気を通すプラスチックの開発で受賞された白川英樹先生の訃報です。昨年の8月、中津川の岐阜サマー・サイエンス・スクールでご一緒したのが最初で最後の出会いとなりました。非常に謙虚で、学問に打ち込んでこられた研究者らしいお人柄、すっかり魅了されたのですが、もう一度お会いすることがかなわず、残念です。ご冥福をお祈りします。
9月1日
あっという間に9月になってしまいました。今日から小中高生も新学期ですね。小学校時代、夏休み帳の提出が地獄でした。毎日の日記、最後の日に辻褄を合わせようにも、天気がわからないのがどうしようもありませんでした。その点、今は楽です。インターネット様様です。自由闊達通信も、少し後になって書くことも多いのですが(ちょっと言い訳をさせてもらうと書くことが多い日は書く時間がなくなります)、例えば今日の最高気温は32.2度とすぐにわかります。気温はともかく湿度が高い日が続きます。
本日は昼から大阪大学のグローバル連携担当理事・副学長の林美加子先生が訪問され、10月に予定されている日本・ベトナム学長会議について打ち合わせをしました。去年は日本・ウズベキスタンと日本・インドの学長会議に行ってきたのですが、今回のベトナムとのものは大阪大学で行われます。今のところベトナム側は40校以上参加の予定とのこと、新しい連携が生まれることを期待しています。そのため、できるだけ多くの大学と一対一で会える時間を設けてもらいたい、と要望させていただきました。